こんにちは、東京散歩ぽです。
2015年11月21日から開催された「第7回TAMA映画賞」の授賞式の模様をお伝えしています。(写真協力・宮)
最優秀男優賞
綾野剛(「新宿スワン」「ピースオブケイク」「天空の蜂」「ソレダケ/that’s it」「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」)
↑最優秀男優賞を受賞したのは綾野剛さん。TAMA映画フォーラム実行委員長より「役柄によって重さ軽さのバランスを的確にコントロールし、幅広い表現力と魅力を持つ俳優へと成長しました。」との受賞理由を読み上げられると綾野さんは「僕を選考してくれたお言葉を受けて僕は本当に役者として生かされているなと改めて実感しています。本当に感謝です。」とコメントしました。
↑今年を振り返ってみていかがでしたかとの問いに「う〜ん」と少し考えた後で、
「非常に大変でした。自分の成長はもちろんですが、作品と向き合うということはこれほど大変なのかと思わされる作品ばかりで、最後の最後までスタッフとキャストに支えられながらやっていた現場が圧倒的に多かったと思います。」
↑新宿スワンでは今までとはガラッと変わった役柄をやるに当たって準備はされたんでしょうか?との問いに、
「準備はまず若く見せるということでした。19歳の設定でして非常に無理があります。そこはみなさん寛大なところでこの作品を見ていただきました。髪型と体重と顔が若太りしているように見せるとか、髪型を原作に合わせて作るとか、目で見える表層的な部分から作っていったように思います。」
綾野さんにとって映画の魅力はなんでしょう?との問いに
「すごい質問ですね(笑)持論ですがテレビと徹底的に違うのはお金を払っていただき、赤の他人と約2時間ひとつの箱で時間を共有するという付加価値だと思ってるんです。やはりお金を払っていただいているだけにセリフを聞こうとするし、何かを見落とさないように見ようとするし、隣で笑っている人や、”このタイミングで笑うの?”みたいなこともあると思うんです。そんなことも全部ひっくるめて映画館の良さ、映画を映画館で見るということ、そこでしかない映画を見終わった後に白いスクリーンに自分の気持ちを投影していただくということが映画の醍醐味だと思ってます。」
今後の予定は「決まっている作品を必ず完走する、いつ死ぬかわからないので死なないように気をつけるということですね。役と向き合い続けて、役を生きて、役を呼吸して皆様にきちんとお届けするという心構えを改めて持ちたいと思います。」とコメントしました。
第25回TAMA CINEMA FORUMは2015年11月21日(土)から29日(日)まで東京都多摩市の3会場4スクリーンで開催中です。
第7回TAMA映画賞受賞作品・受賞者はこちら!
最優秀作品賞
「海街 diary」(是枝裕和監督、及びスタッフ・キャスト一同)
「きみはいい子」(呉美保監督、及びスタッフ・キャスト一同)
特別賞
塚本晋也監督、及びスタッフ・キャスト一同「野火」
最優秀女優賞
樹木希林(「あん」「駆込み女と駆出し男」「海街 diary」
綾瀬はるか(「海街 diary」)
最優秀男優賞
永瀬正敏(「あん」「KANO〜1931 海の向こうの甲子園〜」)
綾野剛(「新宿スワン」「ピースオブケイク」「天空の蜂」「ソレダケ/that’s it」「S-最後の警官- 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」)
最優秀新進女優賞
広瀬すず(「海街 diary」「バケモノの子」)
杉咲花(「トイレのピエタ」「愛を積むひと」「繕い裁つ人」)
最優秀新進男優賞
中島歩(「グッド・ストライプス」)
野村周平(「愛を積むひと」「日々ロック」「ビリギャル」「台風のノルダ」)
最優秀新進監督賞
岨手由貴子監督(「グッド・ストライプス」)
松居大悟監督(「私たちのハァハァ」「ワンダフルワールドエンド」)