公式ライターを務めている「シネマズby松竹」の寄稿記事がアップされました。
今回は昨年公開され、3/16にブルーレイとDVDが発売される映画『あん』のロケ地、東村山で90年以上の和菓子屋さん「清水屋」さんで映画にちなんだ「どら焼き」についてお話を聞いてきました。
和菓子屋さんの工房を見学したんですけど、映画さながら「あん」を作る工程はものすごく時間をかけていて、根気のいる大変な仕事だなと感じました。
清水屋さんのご主人も大変気さくな方で、どら焼きの包み方も実際に見せていただいたりと、快く取材を受けていただいて感謝です。
映画「あん」は昨年「TAMA映画賞」の授賞式で知って、今年に入ってからようやく見ることができたんですが、実は3回も泣いてしまいました。樹木希林さんと永瀬正敏さんの名演が光る本作なんですが、樹木さんが一昨年亡くなった母とダブって見えてしまって、自然と涙が頬を伝ったなんとも印象的な作品です。
劇中は東村山の四季を通して語られる作品なんですが、中でも春の桜は河瀬直美監督らしく、どこかノスタルジックで儚い人生を体現しているかのようで素晴らしかったです。
(撮影協力:宮)