Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)が11/30(木)から順次開業!渋谷駅周辺の回遊性が向上

記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります

こんにちは、東京散歩ぽです!

渋谷駅桜丘地区に次世代型ランドマーク「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」が2023年11月30日(木)に竣工。同日から順次開業し、店舗がおおむね開業する2024年7月26日には「まちびらきイベント」が開かれます。

今回は竣工記者発表会と内覧会を取材してきました。

書籍「東京の懐かしくて新しい暮らし365日」試し読みページ

渋谷駅中心地区の「ラストピース」が完成

渋谷は100年に一度の大規模再開発が行われていて、2012年に「渋谷ヒカリエ」、2018年に「渋谷ストリーム」、2019年には「渋谷スクランブルスクエア」の第1期と「渋谷フクラス」の4つのプロジェクトが開業。

今回竣工した「Shibuya Sakura Stage」は渋谷駅中心地区の「ラストピース」という位置づけとなるそうです。

以前の桜丘地区はJR線と国道246号、独特な谷地形によって東西方向と南北方向ともに周辺の地区とは分断されていましたが、歩道橋デッキの整備や12月からは渋谷ストリームにつながる「(仮称)北自由通路」が開通。来年秋には渋谷駅の新改札が開始して、これまでの分断が解消するとしています。

1998年から再開発の準備が始まり、25年に渡って150人の権利者と想いを紡いだという同施設。

渋谷の新たな玄関口の誕生〜めぐり歩いて楽しい街まちへ〜」をコンセプトに「SHIBUYAサイド」と「SAKURAサイド」に分かれ、約1万人が働くオフィスをはじめ、商業施設、住宅、医療施設、起業支援施設、緑豊かな憩いの広場やにぎわいの広場が設けられます。

東急不動産株式会社代表取締役社長の星野浩明さんは「渋谷の良さの多様性をさらに強化して、多様なカルチャーを承継して増幅していく町のにぎわいの仕掛け作りにチャレンジしたい。DXの要素も盛り込み、ハードとソフトの両輪の開発で産業育成や都市観光などのクオリティーを向上させる。渋谷の発展が日本経済の成長の一翼を担うことを目指したい」と意気込みを話しました。

SPONSORED LINK

「Shibuya Sakura Stage」を巡ってみた

会見後は完成したばかりの「Shibuya Sakura Stage」を実際に巡ってみました。

こちらは渋谷駅から恵比寿駅方面につながる「補助線街路第18号線」。この道路の左手が「SHIBUYAサイド(A街区)」で右手が「SAKURAサイド(B街区)」となり、双方は歩道橋や、この後紹介する広場「にぎわいSTAGE」で行き来できます。建物は動く外観「キネティックファサード」が特徴的です。

にぎわいSTAGE

「にぎわいSTAGE」には970個のLEDが設置された「雲」型のオブジェがあり、人流や気象データなどを活用して毎日異なるライトアップ、音ミスト、シャワーなどの空間演出が。12月1日には点灯式が行われ、毎日日没後にライトアップが楽しめます。

今後はキッチンカーやステージを使ったイベントも開かれるそうです。

広場にある印象的な「S」文字の階段は3階と4階をつなぐ屋外階段「しぶS」。

渋谷と桜丘のイニシャルである「S」が桜の花びらのように舞い上がっていくというストーリーをデザインに落とし込んだ街の新しいシンボルです。

「しぶS」の右手からは「渋谷駅新南口」につながる「(仮称)南通路」が12月1日に開通予定です。これにより渋谷3丁目からの往来が可能になります。

にぎわい広場から見た補助線街路第18号線

にぎわい広場から見た補助線街路第18号線

SAKURAサイドの「SAKURAタワー」高層階(16階〜30階)には、東急不動産が手掛ける住宅「ブランズ渋谷桜丘」が、中層階にはビジネスマンやインバウンド観光客が中長期滞在できるするサービスアパートメント「ハイアットハウス東京渋谷」は2024年2月26日に開業予定しています。

さらに5階には就業前の児童を対象としたインターナショナルスクール「CTISキンダーガーテン渋谷」が来年4月に開園予定です。

はぐくみSTAGE

「SAKURAタワー」のビルを進んでいくと、

屋外庭園の「はぐくみSTAGE」があります。シンボルツリーの「ヤマザクラ」をはじめ、菜園や果樹園があり、体を動かすリラクゼーションイベントなども行われるそうです。

アーバン・コア

渋谷駅や周りの街区との出入り口には、メイン動線の階段・エスカレーター・エレベーターで各階をつなぐ立体広場「アーバン・コア」が設置され、縦軸の移動がしやすくなってます。

(仮称)北自由通路が開通

12月1日には「(仮称)北自由通路」が開通し、渋谷ストリームまで行き来できるだけでなく、2024年秋には渋谷駅の新改札口が開業して、駅から直接アクセスが可能になります。

渋谷駅の新駅舎は2027年に完成予定。現在は建て替え工事が着々と進められていました。

北自由通路につながるこちらは「ときめきSTAGE」として、吹き抜けを飾る空間意匠に合わせてデザインされた大型LEDビジョンが設置されています。

SHIBUYAタワー3階イベントスペース「BLOOM GATE」

SHIBUYAタワー3階にはイベントスペース「BLOOM GATE」がオープン。

イベントスペースは3つのゾーンに分かれていて、縦4.5m×横8.13mの大型LEDビジョンが設置。車の展示やコスメ、食品などの企業プロモーションや音楽やアートダンスなどのパフォーマンスイベントや厨房設備を併設していてコラボカフェスペースなどでも使用でき、渋谷ならではの多様な体験価値を提供発信できるイベントスペースとなるそうです。

また、商業施設は全体で100店舗を予定していて、そのうち約4割がブランド体験型ストアなどの体験型テナントが出店が決定。さらにイベントスペースやサイネージと連動することで、店舗内にとどまらないリアルとデジタルを掛け合わせた次世代の体験を提供するそうですよ!

404 NOT FOUND

SHIBUYAタワー4階には一般社団法人渋谷あそびば制作委員会が手掛ける、世代や国・ジャンルを越境し、多種多様な次世代のクリエイターが集うグローバル・クリエイション拠点「404 NOT FOUND」が2024年7月に利用開始されます。

こちらは「渋谷の空き地でなにして、あそぶ?」をコンセプトに、インディゲームクリエイターから広がるグローバル・クリエイション拠点として、STUDY(学ぶ)、PLAY(遊ぶ)、STUDIO(伝える)、EAT(食べる)の4つのエリアで構成します。

4つのエリアがシームレスに繋がることで様々なコラボレーションを生み出し、最先端のトレンドやカルチャーを創出・情報発信。

世界初となるインディーゲームクリエイターのコンテンツ制作・パブリシティ活動・国際交流・海外展開支援などを一気通貫で実現するエコシステムの構築を推進するほか、音楽・食・アート・エンターテイメントなど、多種多様なイベントを同時多発的に開催するそうです。

SHIBUYAタワーへ

未来的なエスカレーターがお出迎え

未来的なエスカレーターがお出迎え

高さ179m、39階建ての「SHIBUYAタワー」へ。

SHIBUYAタワー7階には東京大学理化学研究所と連携した国際医療施設と、会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」が2024年7月に開業する予定です。

38階起業支援施設「manoma」

38階には起業支援施設「manoma(まのま)」が2024年2月に開業を予定しています。

内部は渋谷の街との一体感を感じるパノラマ眺望や開放的で洗練されたデザインが魅力的な空間。広域渋谷圏を舞台に活躍するクリエイティブ産業に関わる企業や人、スタートアップの交流促進の場となります。

イベント開催の機能として180インチスクリーンや音響設備、併設するレストラン、ラウンジバーとも連携して、カンファレンスやパーティー、トークイベントや商品発表や展示会などの幅広いシーンで利用できる施設になっています。

ダイニングスペースの窓からは渋谷の街が一望!

渋谷スクランブル交差点もよく見えます。

オフィスフロア

最後にオフィスフロアも内覧できました。1フロアの広さは約2,784㎡。全体では約10万㎡と渋谷駅周辺で最大級の賃貸面積となるそうです。

オフィスフロアから恵比寿駅方面を眺めると、先ほど紹介した「SAKURAタワー」を眼下に見下ろすことが出来ました。

「Shibuya Sakura Stage」の完成により、渋谷駅周辺の回遊性がさらに高まるだけでなく、ITやクリエイティブコンテンツなど、渋谷らしいカルチャーの新たな発信拠点としても今後注目されそうです!

Shibuya Sakura Stage

所在地:東京都渋谷区桜丘町1-1
Shibuya Sakura Stage(公式サイト)

あわせて読みたい