東京から特急「踊り子号」に乗って約2時間20分、伊豆稲取駅の周辺には「稲取八ヶ寺」と呼ばれる8つのお寺が密集しています。中でも「月桂山 清光院」は、ホンモノの白蛇と一緒に写真が撮れるお寺として人気です。
伊豆稲取駅から徒歩5分の稲取漁港は、特産の金目鯛「稲取キンメ」が多く水揚げされる港町。毎週土・日曜には朝市が開かれ、県外からもたくさんの観光客が訪れます。
本記事は世界文化社運営のメディア「レアニッポン」にて2019年11月に掲載されたものですが、「レアニッポン」閉鎖に伴い、当ブログに記事を移行し加筆しました。
稲取漁港が近い「月桂山 清光院」へ
その稲取漁港から歩いて数分のところにあるのが、臨済宗 建長寺派の月桂山 清光院。海に近いお寺です。
お堂へ続く、69段の階段の壁面には白蛇と白龍が描かれていました。目が赤く、ひょろりと舌を出した大きな白蛇にちょっと圧倒されます。
中央にあるのが月桂山 清光院の本堂。ここは階段を上がった高台に位置するため、稲取の海も望むことができます。
まずは、本尊の薬師如来が安置してある本堂を参拝しましょう。
参拝後に訪れたのは白蛇弁財天。その昔、当時の住職の夢枕に白蛇が立ったことから、その白蛇を「弁財天」と称して鎮守に祀ったと記録されているそうです。
黄金蛇石!
この祠には、数年前に檀家さんが発見したという「黄金蛇石」が安置されています。確かに蛇のような(しかも黄金色)、独特の模様がくっきりと浮かび上がってるじゃないですか! まさに金色の白蛇が、そのまま石の中で眠っているかのような不思議な模様。
しかも、この「黄金蛇石」を触った方から宝くじやナンバーズに当選したという報告が相次ぎ、金運アップの蛇石として、人気沸騰なのだとか! ありがたく触っておこう!
本堂右手の寺務所へ
蛇石を触って金運を上げたところで、お次は本堂右手の寺務所へ行ってみましょう。こちらでは、御朱印やお守りなどを授かることができます。
平日などは窓が閉まっている場合があるので、窓横にあるインターホンを押してみましょう。お寺の方がいれば、快く応じてくれます。
ホンモノの白蛇「大吉くん」
この寺務所には、なんとホンモノの白蛇「大吉くん」が常駐していて、お寺の方に頼めば、手に載せて写真を撮ることができますよ!
大吉くんはとてもおとなしくて、噛むことはないとのこと。僕は爬虫類系が得意な方ではないですが、手の上に載せたところ、なんとも言えない不思議な安心感が湧いてきました。
手の上を縦横無尽に動き回る大吉くん。その目は真っ赤で、階段の壁に描かれていた白蛇そっくりですね。大吉くんがモデルだったのかな? なんか、だんだんかわいくなってきました。
触った感触は、柔らかくてツルツル、スベスベとした独特の感触。鱗全体で体を動かしているというのが、よくわかりますよ!
白蛇は昔から「弁財天の使い」といわれていますが、ここ清光院では、ホンモノの白蛇と一緒に写真を撮ることができました。これで金運アップ間違いなしか!
この日は、清光院の菅原大道 住職が気さくに応じてくれました。聞けば最近は、大吉くん目当てでお参りに来る方も増えてきているそうです。
7〜10日くらいに一度しか餌を食べないという大吉くん。それでも、こんなに元気なんですね。なんという生命力!
帰りには「大吉」と入った御朱印をいただきました。2019年11月8日までは、伊豆稲取高原で開催されている「秋のすすきイベント」限定の御朱印が受けられますよ!
今年の秋は、伊豆稲取まで金運アップの旅に出かけてみてはいかがでしょう!
取材協力:東伊豆町観光協会
月桂山 清光院
所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取344-3
営業時間:9:00~16:00
URL:http://seikouin.main.jp/
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