北陸の冬の味覚、越前がに。水揚げ直後の福井県三国港の”夕セリ”と、県内一の水揚げ量を誇る越前港の”朝セリ”を密着取材してきましたが……。さて、ここまで来たら、越前がにを食べずには帰れません!
本記事は世界文化社運営のメディア「レアニッポン」にて2018年11月に掲載されたものですが、「レアニッポン」閉鎖に伴い、当ブログに記事を移行し加筆しました。
茹でたて越前がにを食べられる「かねとも水産」
お店では、越前がにのプロフェッショナル、かねとも水産の会長が、今朝獲れたばかりの越前がにを茹でるところでした。
大きな水槽に塩を入れ、一気にたき上げた熱湯の中にカゴに入れた越前がにを入れます。茹で時間は28分。なんとも豪快です!
茹で上がったばかりの越前がに。赤みを強めて真っ赤! もうたまりません!
茹でたての越前がにを、会長自らさばいていただきました!
まずはメスのセイコガニ。越前がによりも小ぶりで価格もリーズナブルということもあり、福井県の皆さんはこのセイコガニを食べる機会が多いそう。ちなみに越前がには翌年の3月20日まで漁ができますが、セイコガニの漁は今年いっぱいまで。1年でわずか2か月間しか、獲れたてを食べられないんですね。
ハサミにはしっかり「越前がに」の証しのタグが付いています。
セイコガニの最大の特徴は卵巣の内子と受精卵の外子。外子はプチプチとした食感でご飯のお供に最高です! セイコガニの脚の殻は硬めなので、奥歯で殻を噛みながら身の部分をしごき出すと食べやすいそう。
越前がには、丁寧にほぐした脚の身を、カニミソたっぷりの甲羅に山盛りで! まさに贅沢の極み!
越前がにの身をたっぷりご飯の上にのせていただきます! セイコガニも味わい深いですが、越前がにはさらにふんわりと柔らかく、甘みが深い! あまりのおいしさに、無言で完食してしまいました。
越前がに漁を解禁した福井県は、間もなく冬を迎えます。
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取材協力:福井県観光営業部ブランド営業課
かねとも水産
住所:福井県丹生郡越前町くりや49-1-10
TEL:0778-37-2550
URL: http://www.echizen-kanetomo.jp/
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