福井は「冬にこたつで水ようかん」アンテナショップで13種類を食べくらべしてきた

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和菓子大好き、東京散歩ぽです!

2018年1月24日に開催されたメディア限定のイベント「福井の冬の甘味、水ようかん」に参加してきました。福井県の皆さんは冬に水ようかんを食べるのが当たり前?福井県の水ようかん、13種類を食べくらべしてきましたよ!

福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」へ

ふくい南青山291

東京メトロ表参道駅から徒歩5分。

渋谷区南青山にある福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」にやってきました。

こちらでは福井県の地酒や食品、工芸品などが販売されています。ひな祭りも近いことから福井の雛人形「越前ひな」も販売されてました。また、お隣には福井県の老舗旅館が運営するレストラン「ふくい、望洋楼」も併設され、北陸の旬の味覚を味わうことができるそうです。

福井の水ようかんが大集合

この日は「ふくい南青山291」2階の多目的スペースで食講座『福井の冬の風物詩水ようかん』が行われました。

会場には75種類もの水ようかんのパッケージが一堂に集合しました。福井だけでこんなに種類があってパッケージも店によって様々なんですね!

冬はおこたで水ようかん

郷土料理研究家・フードプロデューサーの佐々木京美さん

郷土料理研究家・フードプロデューサーの佐々木京美さん

イベントでは郷土料理研究家でフードプロデューサーの佐々木京美さんと総合卸売業、株式会社カリョーの代表取締役社長の新谷雅嗣さんのお二方による福井の食文化を知る食講座を中心に進みました。

佐々木京美さんによるといわゆる「三八豪雪」と呼ばれた昭和38年前後(1960年代)から日本の食が大きく変わったそうで、日本海側の北陸に位置する福井では冬に水ようかんに食べる食文化が根付いてきたそうです。

株式会社カリョー代表取締役社長の新谷雅嗣さん

株式会社カリョー代表取締役社長の新谷雅嗣さん

ではなぜ、福井の食文化として冬に甘味「水ようかん」がポピュラーになったかという点について総合卸売業、株式会社カリョー代表取締役社長の新谷雅嗣さんは「昔は冷蔵庫があまり普及していない時代に糖度の低い水ようかんを夏に作ると日持ちせず、すぐ腐ってしまった。水ようかんが福井で冬に食べられる要因の一つは冬だと菌が繁殖しないから。福井は雪は降るけど水ようかんは凍らない。そんな福井の気候風土にあってこそ、水ようかんが冬に広まった」と話しました。

冬はこたつでみかんを食べるというのは日本各地で一般的にみられる光景ですが、福井県は水ようかんを食べるというのが一般的。冬になると家の縁側にはお餅とみかんと水ようかんが常備されているそうです。

昨年、JR福井駅前ではこたつを並べて、そこでみかんの詰め放題と水ようかんを販売して食べ比べするイベントを開催したそうですが、かなり大変好評だったそうですよ(^^ )

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昔は家庭で作られていた

福井では地域やお店によって「水ようかん(水羊かん)」「丁稚ようかん」と呼び方が違うそうです。その違いについて新谷社長は買いやすいお菓子、大衆のお菓子という意味で丁稚ようかんになったのでは?と説明しました。

  • 水ようかん・・・福井市内を中心にほとんどの店が「水ようかん」として商品化
  • 丁稚ようかん・・・大野市、小浜市などで呼ばれている。もともとは近江八幡で蒸し羊羹のことを「丁稚羊羹」と呼ぶ。

昭和30年代、水ようかんはお母さんが作る家庭のおやつだったそうです。しかし、冷却工程が難しく、失敗すると寒天の部分と小豆の部分の二層に別れてしまうことから徐々に地域のお店(八百屋、お餅屋、駄菓子屋、饅頭屋)が水ようかんを作るようになったとか。

現在、福井県には200店舗以上の水ようかんを販売するお店があるそうですよ!如何に水ようかんが福井の食文化として地元の皆さんに根付いているかよく分かりますね。

↑こちらは水ようかんの有名店「えがわ」さんの製造工程が見られる動画。冷ましの工程が一番重要なんですって。

材料は寒天、小豆、砂糖のみですが、各店舗で配合が全く違うため各家庭でご贔屓の水ようかんがあるとか。

↑へらも店によって様々。最近はプラスティック製のへらも多くなり、木ベラはかなり減ったそうです。

一番左の木ベラは「コダマ製菓」さんの木ベラ。

福井の皆さんはその木ベラで水ようかんを半分くらい乗せて、ヘラが口に付かないように食べるそうですよ!

福井の水ようかん13種類を食べくらべ!

福井水ようかん食べ比べ

福井水ようかん食べ比べ

ということで食講座のあとは福井の水ようかん13種類をひと口ずつ食べくらべすることができました!

※食べくらべはイベントのみで通常は開催してません。

こうして並べてみるとお店によって色合いも濃淡あって全然、違いますね!

水ようかんが乗せられた御膳は漆塗りの木箱。以前はこの木箱に水ようかんを流して作るのが一般的だったそうです。

福井の越前豆茶と一緒にひと口ずつ食べくらべしてみましょ(^^ )

えがわ

まずは僕も物産展で食べたことがある「えがわ」さん。こちらのお店はその昔、セスナ機でビラを撒いたり、テレビCMを出したりととてもPRが上手だったそうで、福井の水ようかんのスタンダートと言えば「えがわ」さんなんですって。

寒天と小豆餡、沖縄産の上質な黒糖、ざらめを加えてつくる水ようかんは黒糖が程よくて、爽やかな味わい。

久保田製菓

甘納豆や糖蜜を作っている「久保田製菓」さん。先日、テレビ番組「嵐にしやがれ」でひふみんが行って話題になったそうです。

こちらの水羊かんは三種類の砂糖をブレンドしてさっぱりとした甘さが特徴。

お菓子処 丸岡家

お菓子処丸岡家」の水ようかんは沖縄波照間産の黒糖の味わいが濃く、しっかりとした固さ。

餅の田中餅

万延2年(1861)から続く、福井のお餅屋さん。お餅だけにうさぎのパッケージがかわいい。黒糖味ですが、甘さ控えめですっきりとした味わい。

酒万寿処 にしさか

酒まんじゅうが有名な「にしさか」さんが冬季限定で販売する水ようかんはしっかりとした固さで小豆の濃い味わいが特徴。

シュトラウス金進堂

シュトラウス金進堂」さんは昔、和菓子屋さんで現在は洋菓子店として有名なお店。三温糖を使った水ようかんは東京の伊勢丹や三越でNo.1の売れゆきなんだそうです。柔らかな口当たりで心地いいのどごしが特徴。

エスポワール和ん屋

チョコレートが美味しい洋菓子店「エスポワール和ん屋」のでっち羊かんは塩味が効いたさっぱりとした味わい。

小玉製菓

昭和の匂いが残る「コダマ製菓」さんの水羊かんはかなり柔らかくて濃いこしあんのような味わい。

菓子処 阿んま屋

北海道産の小豆で自家製餡をつくる「菓子処 阿んま屋」さんの丁稚ようかんは滑らかな口当たりながら小豆の風味がしっかり。

奥越菓庵 やまうち

大野市内の「奥越菓庵 やまうち」さんのでっちようかんは名水といわれる白山の伏流水で作られたとても瑞々しい水ようかん。

伊勢屋

創業天保元年の「伊勢屋」さんの丁稚ようかんは平成の名水百選に選ばれた若狭小浜の地下水「雲城水」を使用した水ようかん。食塩も入ってて甘さが際立ちます。

笑福堂

日本三大葛のひとつ、若狭「熊川くず」をつかった「笑福堂」さんの水ようかん。

北海道産小豆のしっかりした味わいがよくわかるのが特徴。

美濃喜

自家製餡で作った「美濃喜」さんの丁稚羊羹はかなりの厚みがあり、黒糖の風味が強い味わい。

水ようかんは福井県のソウルフードであり、コミュニケーションツール

水ようかんにも合うブレンド珈琲はお土産に

水ようかんにも合うブレンド珈琲はお土産に

郷土料理研究家でフードプロデューサーの佐々木京美さんは「水ようかんは福井県の地域に根ざしたソウルフードとしてお正月、年末年始に地元の人に渡して共通のものを食べるというコミュニケーションツールとしての役割もあるのではないか」と話しました。

福井の水ようかんは次第に各地に広がりを見せているそうで、全国向けにパッケージなどもかなり改良されているそうですよ!

福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」では今日ご紹介した一部の水ようかんが販売中。購入した水ようかんは店内のカフェで食べることもできました。

店の前にいる福井県の恐竜博士像

店の前にいる福井県の恐竜博士像

今回、実際に13種類を食べくらべしてみて、まず福井県にはこんなにも多くの水ようかんがあったことにびっくりしたのはもちろん、店によって味わいが全然違うことと、福井の皆さんが水ようかんに傾ける情熱は並々ならぬものがあるんだなと実感しました。

福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」では福井の観光情報も多いので福井に旅を考えている方は是非、チェックしてみてくださいね!

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