真田丸さんぽはいよいよ最後の訪問地、真田家の菩提寺である「長国寺」へ。こちらには初代松代藩主であり、乱世の世で真田家を守り抜き明治まで続いた松代藩真田家の礎を築いた源三郎こと「真田信之」のお墓があります!
長国寺へ
時間の流れが止まったかのような、静寂に包まれた雰囲気。神聖な空気が流れています。
早速、中に入ってみましょう。
境内案内図。一番奥に「お兄ちゃん」のお墓があるようです。
荘厳な雰囲気の本堂。こちらは明治19年(1866年)に再建されたそうです。
上部には真田家の家紋である、おなじみ六文銭が見えますね!(^-^)
本堂のところには山号「眞田山(しんでんざん)」の文字がありました。
さて、真田信之公の霊屋に行くには、本堂の右に手にあるこちらの庫院と呼ばれる建物で申し込みが必要になります。
拝観時間は午前9時から午後4時まで。
拝観料は御霊外部と真田家墓所の拝観が大人300円(小中学生200円)。この拝観料に500円をプラスすると御霊屋内部の特別参拝ができます。
パンフレットをもらって、参拝に出発。
こちらのおじさんが案内してくれました。鍵を開けてどんどん奥へ。
見えてきました!御霊屋と真田家墓所は塀の内部に入らないと見ることができません。おじさんに鍵を開けてもらっていざ中へ。ちょっとドキドキ。
真田信之公の御霊屋が見えてきました!!
初代・真田信之公御霊屋
こちらが国の重要文化財の真田信之公御霊屋です。1660年に建立されました。とても豪華ですね!真田家最大の功労者のお墓らしく、尊厳があり、とても豪華で堂々とした造り!正面唐破風の雌雄の鶴は左甚五郎の作なんだそうです。
お隣には松代四代藩主真田信弘公の御霊屋がありました。こちらは1736年の建立され長野県指定文化財に指定されています。こちらも歴史ある佇まい。その奥にある歴代藩主が眠る真田家墓所に行ってみましょう。
真田家墓所へ
こちらには真田家歴代十代の藩主とその子女のお墓があります。
こちらが松代藩初代藩主真田信之のお墓。
お兄ちゃんのお墓の向かいには弟の信繁(幸村)と大助(幸昌)父子の供養塔があります。十一代当主真田幸正氏によって大正3年に建立されたそうです。
御霊屋内部を特別参拝してきた
当初は御霊外部と真田家墓所の拝観だけだったんですが、せっかくここまで来たのでプラス500円払って御霊屋内部を特別参拝をお願いしました。
御霊屋の建物にも素晴らしい透かし彫りや丸彫りが施されています。
おじさんに扉を開けていただき、中を見させていただきました。ちなみに内部は写真撮影は禁止です。
内部には狩野探幽が描いたとされる花鳥の天井絵がお見事。柱以外は300年前からほぼ変わってないとおじさんが説明してくれました。御霊屋の奥には釈迦牟尼佛の木像と信之公と小松姫の位牌も安置されてました。安らかにお眠りください・・。
真田丸ゆかりの地めぐり、最後の最後に真田家のお墓を参拝することができました。関ヶ原の戦いで父・昌幸と弟の信繁(幸村)と袂を分かち、のちに松代藩十万石の藩主となり、真田家の礎を築いた信之の心に少しでも近づいたかなと思える旅になりました。
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長国寺
住所:長野県長野市松代町松代 長野県長野市松代町1015−1
TEL 026-278-1270
拝観時間:9:00〜16:00 ※水曜日、年末年始は休業
(但し、事前の団体申込みがある場合はこのかぎりではありません)
拝観料:御霊屋、墓所拝観料 ※要予約(※境内のみの見学は無料)
・大人300円(200円)・小中学生200円(100円) ( )内は団体21人以上の料金
御霊屋の内部を拝観される場合は別途料金がかかります。
御霊屋特別拝観料一律(1人)500円
公式サイト:http://chokoku-ji.jp/
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