【信州善光寺さんぽ】暗闇の中「極楽の錠前」を探しにお戒壇巡りをした話

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先日長野県へ旅行に行った時に「信州善光寺」へ行ってきました。「信州善光寺」は約1400年前から阿弥陀如来様との結縁の場として、たくさんの人々から広く深く信仰されているお寺です。現在では約600万人もの人が参拝に訪れるそうです。

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さていよいよ善光寺へ。この信号を渡ると見えてきます。

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平日でしたが、かなりたくさんの参拝客が訪れていました。まずは1714年に完成したという参道(敷石)を通って山門まで。

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長方形が規則正しく並んでいる見事な敷石、大部分は当初からのまま残っていて、これほどの近世以前のものが残っているのは全国でも珍しいそうです。そう思って一歩一歩進むと、感慨深いですね(≧∇≦)

そして、参道には宿坊が並んでいました。善光寺には39の宿坊があり、それぞれ趣のある精進料理や宿坊料理を楽しめるのだとか。ぜひ、一度は泊まってみたい!

仁王門

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まず「仁王門」が見えてきました。善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。

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巨匠高村光雲、米原雲海の共作である「仁王像」。迫力がすごい!

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そして再び参道を進みます。まだ朝早めだったのでお店も空いてなくて歩きやすい。

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土産物屋土産物屋さんや、趣のある旅館など。

参道は歩いているだけでもワクワク。

六地蔵

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「六地蔵」様。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天の6つの世界で私たちを救ってくださる菩薩様。

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山門へ

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いよいよ重要文化財の「山門」へ。江戸時代中期の寛延三年に建立され、たくさんの参拝者を迎えてきた歴史ある門。オーラがすごくてゾクゾクっとしました。楼の正面には「鳩字の額」と呼ばれる輪王子宮筆の額が掲げられています!

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この「善光寺」の3文字の中に、鳩が5羽隠されています。探してみてね! さらに「牛に引かれて善光寺参り」の信仰を物語るかのように「善」の文字が牛の顔に見えるといわれています。なるほど(*_*)

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山門拝観するには横の券売所でチケットを購入します(大人500円、高校生200円、小・中学生50円)約40年間にわたって中断されていた山門二階への登楼参拝が2008年に再開され、内部では貴重な山門本尊の文殊菩薩像、その四方を守護する四天王像、色鮮やかに修復された仏間の障壁画、四国八十八ヶ所霊場御分身仏などを見ることができます。

今は禁じられていますが、かつては訪れた人がこの山門を訪れた証として自分の住所、名前を書く習わしがあったようで、いたるところに墨で書かれた文字がありました。よく見たら、、まさに江戸時代!?だろうと思われる方の文字も多く、歴史を感じました。来てよかった\(//∇//)\

山門からの眺め

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内部は撮影は禁止ですが、門の中から善光寺参道の眺望を手持ちのカメラで撮影することができます!大昔の人たちもここからこんな景色を見たのかと思うだけで胸熱。。

いよいよ本堂へ!お戒壇巡りはドキドキ

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いざ!本堂へ!創建以来、本堂は数十回もの火災にあったそうなのですが、そのたびに善光寺を慕う全国の信徒が復興してきたそう。現在のものは宝永四年に再建されたそうです。大きいなあ!

中は撮影はできませんでしたが、神聖な雰囲気に包まれ、しっかりお参りしてきました。中でも忘れられない体験が内々陣の奥にある「お戒壇巡り」。

お戒壇巡りとは瑠璃壇御本尊の床の下、地下の真っ暗な回廊を巡り「極楽の錠前」と呼ばれる鍵に触れることができたら、往生の際にお迎えに来ていただけて、極楽浄土に行けるという道場のことなのですが、何の事前情報もなく、気軽に入り口を入ってしまった私。

大げさに聞こえるかもしれませんが驚愕の長い暗闇が待っていました。生まれて初めての本物の暗闇?携帯などで明かりをつけることも禁止されているし(明かりをつけたら意味がない気も^^;)音もない漆黒の世界です。右側の壁だけを触って延々と続く闇を歩く、目の前に何があるかも分からないので一歩踏み出したら、なぜか「奈落」に落ちる気がしてずっと「落ちる〜落ちる〜」と言いながら進みました(笑)

死を疑似体験するような、と言っていた方もいますが、まさにそんな感じ?もしくは胎内ってこんな感じなのかも?って思いました。胎内の記憶って当たり前にないのですが、もしかしたらこんな感じだったのかも?無事「極楽の錠前」を見つけた時はおもわず心臓バクバク^^; いろんな意味ですごい体験ができてよかったです。

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気を取り直しておみくじ。結果は中吉(≧∇≦)

日本忠霊殿・善光寺資料館

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こちらの豪華な建物は「日本忠霊殿・善光寺資料館」。戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまでに亡くなられた240万余柱の英霊を祀る、日本で唯一の仏式による霊廟だそうです。見所がありすぎて善光寺すごい!!

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遠目に見た時、牛がいる!とびっくりして駆け寄ったら「善子さん」と「光子さん」がいましたε-(´∀`; ) 緊張感漂うお戒壇巡りの後に少しホッとした気分に。

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夏真っ盛り、あちこちに蝉の抜け殻が。

まとめ

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生まれた初めての信州善光寺。今回は駆け足で回ったので次回はもっとゆっくり、来たいなと思いました。昔から多くの人々に慕われてきたということが行ってみて初めてわかりました。「身は此処に 心は信濃の善光寺 導きたまへ 弥陀の浄土へ」。善光寺は極楽浄土の入り口、ありがたい気持ちでいっぱいになりましたよ。ぜひ今度訪れる時は、宿坊に宿泊してみたいです@^^@

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