新潟県・柏崎の除夜詣・初詣スポット「番神堂」に隠された幸運の蝶とは

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新潟県・柏崎市のプレスツアーに参加していました。主なご案内は良寛の弟子で柏崎でその生涯を終えた貞心尼のゆかりの地だったのですが、その地を回る中で、近くの良いスポットをご紹介いただいていました。

その一つが、除夜の鐘や初詣で多くの人が訪れる番神堂(ばんじんどう)です。

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日蓮聖人が漂着した柏崎

鎌倉時代、弾圧で佐渡に流罪とされていた日蓮聖人は、赦されたあと、佐渡島から寺泊に向かっていました。しかし、暴風雨に遭った日蓮がたどり着いたのが、柏崎だったのです。

日蓮は無事に上陸できたことに感謝して、たどりついたこの地に三十番神(日本国中の30の神々が、1ヵ月30日の間、毎日順番に国家と人々を守る信仰)を祀りました。当時、この地にあった大乗寺のお堂が、番神堂として残されました。

日蓮が漂着したあたりには番神神社があります。この日は潮の満ち引きの関係で、海に浮かんでいるかのようでした。

番神堂の側には日蓮の像が建てられています。

漂着の地を紹介する看板もありましたよ。

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番神堂は除夜の鐘・初詣・花火鑑賞のスポット

番神堂では除夜の鐘をつけます。除夜の鐘をつき、大晦日に配られる餅を頂くことができると「鐘餅」=「金持ち」になれるとされることも含め、除夜詣・初詣では3日で1万人近い参拝客が訪れるのだとか。

また、番神堂のある高台からは柏崎港がよく見えます。ここは柏崎の花火大会では絶景スポットになるらしいですよ。

お堂に隠れる幸せの蝶

番神堂は明治4年に大火で焼失、明治11年に再建されました。その際に、本堂脇に彫刻が施されています。訪問したときには冬の備えで囲いができていたのですが、おやおや、1箇所だけ囲いが外れている場所が……。

良く見てみると……

おおお、これですか!これはしっかり探してもなかなか見つかりませんね。職人さんの遊び心を感じされる素敵な蝶で、これで僕も幸せになれます。

景色も楽しめる番神堂周辺は、天気の良いときに訪れたい

高台からは夕日が沈もうとしているシーンが見られました。景色がとても良いところです。

年末年始については天気を選ぶのも難しそうですが、観光で訪れるなら少しでも天気良く、見晴らしを堪能出来るときにおとずれてみたいですね。

大晦日に訪れるなら、海の景色を堪能し、蝶の彫刻を発見し、除夜の鐘をついて「金持ち」になって、多幸感にあふれる新たな一年を迎える準備をしたいですね。

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