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福井県と福井市、株式会社ぐるなびは首都圏の飲食店76店舗で福井県・福井市の代表食材を味わえる「福井美食フェア」を2022年10月14日(金)から11月30日(水)まで開催。
初日となるこの日、メディア向けのオープニングイベントを取材してきました!
福井美食フェア
2020年に初開催され3回目となる今年は、首都圏の飲食店76店舗で福井県と福井市の代表食材を味わえる「“福”ある一皿」をコンセプトにしたオリジナルメニューが食べられます。
2024年3月に「北陸新幹線」の福井・敦賀が開業する福井県といえば越前がにがあまりにも有名ですが、今回のフェアでは日本海や若狭湾で水揚げされる福井県産の「越前がれい」や「若狭ぐじ」「甘えび」などの海産物や野菜、牛肉や鶏肉など、様々な食材を使用したメニューが楽しめます。
サンス・エ・サヴールの鴨田 猛 シェフ
この日のオープニングイベントは対象店舗のひとつとなる丸ビル35階で今年20周年を迎えた「サンス・エ・サヴール」さんで「福井美食フェア」提供メニューを試食しました。
「サンス・エ・サヴール」料理長、鴨田猛シェフは「私は関西人でして、大阪にいるときは若狭や越前の憧れの食材に感じていました。今日は福井の食材を様々な手法で日本人に合うフランス料理にアレンジしながらご用意させていただきます」と挨拶しました。
まずウェルカムドリンクとして供されたのは福井限定のご当地ドリンク「一乗谷ジンジャーエール」。
一乗地区産を含むショウガを使用したすっきりとのみやすいジンジャーエールです。
サンス・エ・サヴールの福井美食フェア 提供メニュー
「豚足とフォアグラのコロッケ、地がらしのアクセント」「越前がれい、へしことそばの実のカポナータ」
一皿目は「豚足とフォアグラのコロッケ、地がらしのアクセント」と「越前がれい、へしことそばの実のカポナータ」。
左側の「豚足とフォアグラのコロッケ」は濃厚な味わい。上に乗った「地がらし」は温めたオレンジジュースで地がらしを溶いたものが添えられているそうで、絶妙な辛味と酸味が加わります。
右側の「越前がれい、へしことそばの実のカポナータ」は、そば粉で作ったチップスの上にふわっと口溶けの良い「越前がれい」がのり、福井県の「へしこ」を用いたドレッシングとカポナータを合わせたものがかかり、香りと食感のアクセントが楽しめました。
こちらは「サンス・エ・サヴール」さんで出されているパンと自家製バター。
バターは酒粕や乳清の「ホエイ」を加えて、ヘルシーな味わいです。
「越のルビーと福井梅のガスパチョ」「甘えびと「柑なんば」のタルトレット」
二皿目は「越のルビーと福井梅のガスパチョ」と「甘えびと「柑なんば」のタルトレット」。
左側の「越のルビーと福井梅のガスパチョ」は、福井の中玉トマト「越のルビー」と福井の梅干し「福井梅」を合わせたガスパチョ。圧倒的に爽やかな甘みと酸味が味わえます。
右側の「甘えびと「柑なんば」のタルトレット」は、イタリアの洋酒「ガリアーノ」で甘えびを漬けているそうで、プリッとした食感とともにねっとりとした甘みを最大限に引き出しています。若狭で作られている伝統的な調味料「柑なんば」とマヨネーズを混ぜ、アリオリ仕立てにしたソースも特徴的です。
若狭ぐじのグリエ、吉川ナスと三里浜三年子らっきょうコンポート レモンヴィネガーソース
メインとなる三皿目は「若狭ぐじのグリエ、吉川ナスと三里浜三年子らっきょうコンポート レモンヴィネガーソース」。
お刺身でもいただける福井の高級魚「若狭ぐじ(アカアマダイ)」のウロコをピュアなオリーブオイルで香ばしく焼き上げ、身は蒸気で丁寧に蒸し焼きにしています。薄く逆だったウロコはまさに芸術的。デリケートな料理だけに、調理する際は緊張感に包まれるそうですよ!
その身はふっくらとしていて甘みがあり、薄いウロコはパリパリとしたサクッと食感で、そのコントラストだけでも楽しい一品。スペシャリテソースは上質なレモンとトマトとオリーブオイルと合わせたもので、その酸味が若狭ぐじの甘みを引き出していて、これは美味しい!
さらに伝統野菜の吉川ナスは三里浜三年子らっきょうとともに85℃で1時間蒸したそうでフルーティで酸味のある味わいが特徴です。
鴨田シェフは「一番気にしたのはボリューム。いかにこの時間帯に味わっていただく中で、若狭ぐじをおいしくいただけるボリュームにしながらも、他の食材もしっかりと楽しんでいただけるようにしました。来年開催してもこの調理法を変えないと思えるぐらい、若狭ぐじに関してはこの調理法(グリエ)が最強です」と自信を覗かせてました。
さらに淡麗な味わい「さかほまれ地酒」の「早瀬浦 大吟醸さかほまれ」と「梵・さかほまれ(磨き3割5分・純米大吟醸)」がメインディッシュの味わいをさらに引き立てました。
食後には、福井県のさつまいも「とみつ金時」が入ったフィナンシェなどが供されました。
鴨田シェフは年間通して福井県の食材を使用していて、お魚の半分は福井県から仕入れているそうで、福井の食材の高いポテンシャルを再確認できる試食会となりました。
「福井美食フェア」は11月30日(水)まで実施中。
期間中、参加店舗でフェアメニューを食べた方を対象から抽選で、越前がに、若狭ぐじ、さかほまれ地酒など、福井の特産品がプレゼントされるほか、2022年10月23日(日)、11月13日(日)、11月27日(日)の3日間、恵比寿ガーデンプレイス内ひろばにて「甘えびミニユッケ丼」「越前がれいと越のルビーのタコス」「黒龍吟醸豚とそばのガレット」が食べられる「福井美食フェア」YEBISU Marché」も開催されるそうです!
福井県にまた行きたくなってきた〜!
福井美食フェア
開催期間:2022年10月14日(金)~11月30日(水)
参加店舗:首都圏の飲食店 76店舗(※2022年10月11日現在)
主催:福井県・福井市、ぐるなび
美食福井 – FUKUI GASTRONOMY | 福井の美しい美味しさ 特設サイト
サンス・エ・サヴール
所在地:東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 35F
サンス・エ・サヴール公式サイト
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