ホテル大好き、東京散歩ぽです!
今回は汐留にある「パークホテル東京」のご招待で「アートなおこもりステイプラン(朝夕付)」を体験取材してきました。
「泊まれる美術館」と評される「パークホテル東京」の魅力をお伝えします。
汐留駅から徒歩1分の「パークホテル東京」へ
パークホテル東京は、都営地下鉄大江戸線、東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「汐留」駅より徒歩1分。JR、東京メトロ、都営地下鉄「新橋駅」からも歩いてすぐの「汐留メディアタワー」25階〜34階に位置します。
汐留駅7番出口を進んだ先には地下2階のホテルへつながるエレベーターホールがあり、その両壁にはOZ-尾頭-山口佳祐さんが手掛けた作品「HAZAMA(間)」がお出迎え。ヒノキの良い香りが充満する日常から非日常に切り替わる素敵な空間です。
25階のメインロビー
25階のメインロビーへ。
約30mの吹き抜けの天井から日が差し込み、開放的な空間です。
夕方17時以降になると、天井まで続く長い壁に館内に展示されている作品などがプロジェクションマッピングで映写されます。
フロントの近くには宿泊者専用ラウンジがあり、こちらもゆったりした空間。
大きな窓からは東京タワーや高層ビル群など、東京らしい景色が見られました。
「日本の美意識が体感できる時空間」をコンセプトにしたこちらのホテルにはメインロビーをはじめ、館内に常時400点以上のアート作品が展示されています。
館内のアート作品についてはのちほどお伝えするとして、まずはホテル内に34室あるアーティストフロアの客室へ向かいましょう。
アーティストフロア「縁」の客室
この日、宿泊したのはアーティストフロア(31階)のアーティストルーム(広さ26㎡、キングタイプ)。
3101号室は小林万里子さんが手掛けた「En(縁)」。鳥が好きな嫁さんがおもわず「わああああ」と感嘆の声を上げてしまうほどの色彩豊かな客室です。
ベッドの上部には、真っ赤な鳥の羽が集まったかのような大きなアートワークが圧倒的な存在感を示しています。
立体的なアートワークの中心には、鳥や小動物、魚や昆虫などがあしらわれていて思わず見入ってしまうほどの緻密さ。
描かれている生きものはすべてが赤い糸でつながっていて、みんなが関係し助けあっているのだなと感じました。
部屋の入口の壁にもたくさんの生きものが描かれています。
鳥たちが運ぶ赤い糸の先には、
太陽のような鏡が。
まるで向かいにあるアートワークと呼応しているかのようです。
作者の方が刺繍を施してるイスやソファにも注目です。
火の鳥のような真っ赤な鳥が追いかけているのは、
天井一面に描かれた大きな鳥!
すべての赤い糸を集約しています。
YouTubeには制作時の動画が公開されています。
部屋の細部まで緻密に描かれた「En(縁)」は太古から現在、そしてこれからもつながっていくであろう生命の営みの物語の中に入り込んだかのような体験ができる客室です。
続いて、バスルームへ。こちらは一転してシンプルなユニットタイプのバスルームです。
アメニティはタイのナチュラルスキンケアブランド「THANN(タン)」のシャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディミルク。エキゾチックないい香りです。
ドリップコーヒーとティーパック(紅茶と緑茶)のティーセット。
冷蔵庫には環境に配慮した紙パックナチュラルウォーター「HAVARY`S(ハバリーズ)」が2本無料でした。
大きな窓からは汐留周辺の景色が見られます。
こちらの客室からは東海道新幹線や山手線などのJR線と新交通「ゆりかもめ」が並走しているところが見られました。
これだけでの電車が並んで見られる所も東京都内ではなかなか珍しいですね。
夜景はさらに魅力的。この日は雨模様で霧がかってましたが、東京のシンボル「東京タワー」がすぐ近くに見られます。
館内をアートウォーク
「アートなおこもりステイ」宿泊プランには、ガイド付きの「ART walk」がセットになっています。
25階のメインロビーの「Atrium(アトリウム)」ではART Colours展示を開催として、2022年5月16日~11月13日まで「銀座ギャラリーズ うつろいゆく多様性 展」を開催していて、宿泊者以外のどなたでも無料で見ることができます。
ということで、僕らはホテルスタッフの方のご案内で約1時間のアートさんぽに出発です。
25階入口の両脇に設置しているのはリサイクルした鉄を用いて作られた「風神雷神」。
京都「三十三間堂」の風神雷神からインスピレーションされ制作されたそうで、ホテル敷地内に邪気や悪いものを取り込まないよう護っています。
四季をイメージした、さとうたけしさんの「Four Seasons」や蓮水さんの「WAわ」などの作品の数々。
館内に展示されている作品のほとんどが購入できるそうです。
26階〜34階の各階のエレベーターホールと回廊(コリドーギャラリー)では様々なテーマの企画展が実施されています。
多彩なアーティストルームを見学
31階のアーティストルームの一部も見学できました。
僕らが泊まったお隣の3102号室は藤浪理恵子さんが手掛けた「Haiku(俳句)」。こちらは館内で唯一、プロジェクターが室内に設置されていて涼し気な金魚が映し出されるシングルルームです。思わず一句詠んでしまいそう。
こちらの3106号室は大竹寛子さんが手掛けた「Cherry Blossoms(桜)」。桜の周りには金色の蝶たちが舞っていて「春・夏・秋・冬という四季の巡り、また人の生死といった循環」を表しているそうです。散りゆく桜の儚さを感じます。
最後は大谷有花さんが手掛けた3129号室の「Beauty of Akita(秋田美人)」。
壁には襖絵、ベッドの上部には障子があって、まるで和室のような空間です。
向かいには「源氏物語」に出てきそうな浮世絵が描かれていて、思わず見入ってしまいました。
約1時間の「ART walk」はこれで終了。スマホサイトの「オーディオガイド」もあり、館内のアートは自由に見学出来ました。
夕食は日本料理「花山椒」へ
この日の夕食はメインロビー階(25階)にある日本料理「花山椒」へ。
夜景が綺麗なこちらで「アートなおこもりステイプラン」についてくる秋の「季節懐石」を楽しみました。
スタイリッシュな雰囲気の中、日本各地の銘酒やカクテルも楽しめるこちらのお店。
この日は坪田純哉さんの作品「みぞれ輪舞」からインスパイヤしたノンアルコールのモクテル(カクテルもあります)で乾杯。
2022年9月8日~11月13日まではこちらの献立メニューが楽しめます(※変更になる場合あり)。
秋の味覚の王様「松茸」のお料理も。食感と香りがたまりません。
料理もさることながら器や盛り付けがどれも素晴らしかったです。
デザートはメロンと栗きんとん。
最後は抹茶を一服。こちらの茶器も館内作品のアーティストの方々が制作されたそう。
目にも舌にも美味しいひととき。
秋の味覚をひと足お先に堪能しました。
朝食は「アートカラーズダイニング」へ
翌朝。メインロビー階(25階)のレストラン「アートカラーズダイニング」ではセットの朝食が楽しめます。
選べる朝食は「アメリカンブレックファースト」と「エッグベネディクト」の2種類。
どちらも季節のフルーツと、プレーンヨーグルトがついてきます。
アメリカンブレックファーストの卵料理はフライ、ボイル、スクランブル、プレーンオムレツからの中から選べますよ!
ちなみに「アートカラーズダイニング」では、通常営業時に事前予約でアフタヌーンティーも楽しめるんですよ!詳しくはこちらの記事をご覧ください。
朝食後は館内をアートさんぽ
朝食後は、再度館内のアートを見て回りました。
各階ごとにテーマが異なっていて、時間を忘れて様々な作品に触れ合うことができました。
ちなみにホテルから徒歩圏内には「浜離宮恩賜庭園」があり、ちょっとした散策も楽しめました。
夕食朝食2食付きの「アートなおこもりステイプラン」のチェックアウトはひる12時まで。ゆったりとリラックスしながらアートに浸れる時間を過ごせました。
アートが好きな嫁さんも「ここまで五感を刺激されてワクワクするホテルははじめて!」と、非日常なアーティスティック空間を満喫(^^ )
34部屋あるアーティストルームは、ぜひ一度泊まってほしい新たなアート体験ができる客室でした。
9月14日からは「もっとTokyo」の対象プラン(9月宿泊対象)が発売中です。
パークホテル東京
所在地:東京都港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー
公式サイト
あわせて読みたい
- 【宿泊記】メズム東京、オートグラフコレクションはバルコニーからのガーデンビューがおすすめ!
- 【浜離宮恩賜庭園】都会の真ん中に菜の花畑!梅とのコラボ咲きも
- 【新橋】本場広島お好み焼き&鉄板焼 ソニアで餅チーズ入りお好み焼き「ヤングマン」が美味しかった