クラシックホテル大好き、東京散歩ぽです!
前回お伝えした「ザ・ リッツ・カールトン日光」に続いて、2020年10月に宿泊した「日光金谷ホテル」を宿泊レポートをお伝えします!
現存する日本最古のリゾートクラシックホテル
東武日光駅から車で数分(直通のシャトルバスあり)、日光東照宮手前の神橋のすぐ近くにあるのが「日光金谷ホテル」です。
ここは1873年(明治6年)6月開業した現存する日本最古のリゾートクラシックホテルとして、登録有形文化財と近代化産業遺産に認定されている歴史あるホテル。
僕らも前からこうしたクラシックホテルに宿泊してみたかったんですよね、まずは1階エントランスの木製回転ドアを入って中へ。
フロント
こちらがフロント・ロビー。
館内の床はすべて真紅の絨毯が張り巡らされています。フロント部分は2階までの吹き抜けになっていて、館内の中でも天井が高くて開放的。
和洋折衷の意匠がたまりませんね。館内をいろいろと眺めながら、チェックインしてお部屋へ向かいます。
螺旋階段を登って2階の踊り場。
神橋の橋の欄干を彷彿とさせる和のテイストから、赤く光る擬宝珠を経て一気に洋のテイストに。
さきほど、ロビーから見上げていた吹き抜けのところはこちらの「休憩室」になっていました。タイムスリップしたかのよう。
こちらが3階フロア。
僕らは階段で上りましたが、エレベーターもあるので脚の悪い方でもらくらく。『華麗なる一族』のドラマに出てきそうなほど重厚な造りに思わずため息がこぼれます。
廊下の雰囲気もいいですね。手書きの客室番号もノスタルジーをそそります。
コーナーツインルームの客室
この日は館内に5部屋しかない「コーナーツインルーム」の客室に宿泊しました。
2面採光で明るいお部屋です。
障子と木枠の窓(鍵はクルクル回すアレ)からは、色付き始めた日光の紅葉が楽しめました。
木札付きのルームキーも歴史を感じます(^^ )
こちらも年季を感じるデスクとチェアー。
バスルームをチェック
続いて、バスルームをチェック。
こちらもかなり年季が入ってて、配管がむき出しの部分があります(体に当たらないようにカバーがかかってます)。
洗面台の横にはバスタブとシャワーがついてます。
バスタブは広めで脚を伸ばしてゆっくり浸かることができました。
洗面台の右手にはシャワー付きのトイレ。
アメニティをチェック
アメニティはこちら。歯ブラシ、カミソリ、綿棒の他、ボタニカルのスカルプシャンプー、スカルプコンディショナー、ボディソープ、化粧水やメーク落としといったスキンケア製品も充実してました。
古い部分は残しながらも水回りの設備は新しく更新されているので、不自由を感じることはありませんでした。
館内をさんぽ
客室を見たところで、もう少し館内をさんぽしてみましょう。
ところどころにある柱の上には、花などの素敵な木彫りの柱頭彫刻が見られます。
こちらは想像上の象。日光東照宮にもこれによく似た「獏(ばく)」の彫刻が多く見られます。
ロビー
1階フロントのすぐ近くにある「ロビー」も、古き良き佇まいが残るいい雰囲気。
今も昔も同じ柱時計の時を刻む音が聞こえてきます。
ソファに座って、庭を眺めながらゆっくりとした時間が過ごせました。
こちらのビリヤード台の奥には、
日本最古のリゾートクラシックホテルだけあって、アインシュタインやヘレン・ケラー、新渡戸稲造、白洲次郎など、偉人伝級の多くの著名人が宿泊したんですね。
宿帳のサインも観ることが出来ます。
1階をぐるりと廻ると、
↑「眠り猫」の装飾を発見!
ギフトショップ
フロントの左手には「ギフトショップ」があり、「金谷ホテルベーカリー」の食パンなども販売していました。
ディナーは2階のメインダイニングルームへ
夕食は2階にある「メインダイニングルーム」へ。
ここはかつてホテルロビーだったそうですが、昭和11年の改装でメインダイニングルームに生まれ変わりました。
コース料理が名物ですが、この日はアラカルト料理をいただくことに。
まずはコーンクリームスープ。ホテルのスープってなんでこんなに美味しいんだろう。
日光金谷ホテルにきたら一度は食べたい名物料理の「虹鱒のソテー金谷風」。
あっさりとしながらも奥行きのある味わい。
上品な味わいの「大正コロッケット」。
明治期からの伝統の味わいを楽しみました。
朝食もクラシカルスタイルで
翌朝もこちらのメインダイニングルームで朝食をいただきました。
窓から紅葉が眺められる素敵な食卓。
僕は洋風のブレックファストをチョイス。
卵料理はフライド、スクランブル、ボイルド、プレーンオムレツの中からオムレツとベーコンをチョイス。
嫁さんは550円税別の追加料金で松花堂風の「和朝食」にチェンジ。日光名物の湯波もついてました。
シンプルながらも上品で、まさに大人むけの朝食を堪能しました。
館外を朝さんぽ
朝食後は、館外を朝さんぽ。
こちらは昭和10年に完成した木造3階建ての別館。
本館のロビーから眺めてた庭園を進むと、
下の河原に降りられる階段が。せっかくなので、降りてみましょう。
鳥のさえずりと川のせせらぎが聞こえてきました。
ここは大谷川の散策路。
奥に見える朱塗りの橋は日光東照宮手前の「神橋」です。
反対側は中禅寺湖方面となり、男体山の雄大な姿も眺められました。
ということで「日光金谷ホテル」を宿泊レポートをお伝えしました!世界遺産の「日光東照宮」を含む、二社一寺(日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社)は、ホテルから徒歩圏内で行ける絶好のロケーションです。
そして登録有形文化財にも認定されている館内は明治時代〜昭和初期にかけての風情が今なお残っていて、館内さんぽだけでも楽しいクラシカルなホテルでした。
日光金谷ホテルの宿泊予約サイトはこちら!
所在地:栃木県日光市上鉢石町1300
アクセス:東武日光駅から東武・JRの日光駅前から出ている、奥細尾・中禅寺温泉・湯元温泉行のバスで約5分、
「神橋(しんきょう)」バス停で下車(東武日光駅からは、金谷ホテル シャトルバスもあり)
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