
こんにちは、東京散歩ぽです!
東京・日本橋兜町に新たなランドマークホテル「キャプション by Hyatt 兜町 東京」が、2025年10月7日(火)に誕生します。今回は、開業に先駆けて開催された内覧会で宿泊させていただき、ホテルの全貌をひと足早く体験してきました。
日本橋・兜町に新たなライフスタイルホテルが誕生

「キャプション by Hyatt 兜町 東京」は、ハイアットが2019年に発表したセレクトサービス型のライフスタイルホテルブランド「キャプション by Hyatt」の都内初進出となる施設で、大阪・なんばに続く国内2軒目となります。
最寄り駅は東京メトロ東西線「茅場町駅」から徒歩1分。地上12階(地下1階)の建物には195室の客室をはじめ、レストラン、カフェ・バー、ラウンジ、会議室、フィットネスジムなどを備えています。キャッシュレス決済限定(現金利用不可)のホテルとなるそうです。
1階のソーシャルハブ「Talk Shop(トークショップ)」ラウンジエリア

館内に一歩足を踏み入れると、ゲストや地域の人々が思い思いの時間を過ごせるソーシャルハブ「Talk Shop(トークショップ)」が広がります。宿泊者だけでなく、近隣で働く人や地域の住民が気軽に集える“街のリビングルーム”として、食・音楽・カルチャーを通じて人と街をつなぐ場となっています。
ホテル全体のインテリアデザインは、オーストラリア・メルボルンを拠点とする建築・インテリアデザイン事務所「Mitchell & Eades(ミッチェル アンド イーズ)」が担当。
1960年代のニューヨーク、ウォール街から着想を得たミッドセンチュリーを思わせるレトロなデザインと現代的な感性を融合し、兜町の歴史と新しいカルチャーが調和する温かな空間を演出しています。

「Talk Shop(トークショップ)」の奥にある「ギャザリングスペース」。ちょっとしたMTGでも利用できそう。

ホテル内の所々には株価が上昇した際に点灯する「赤」をラッキーカラーとして取り入れるなど、兜町らしい証券街のモチーフや遊び心がたっぷりと散りばめられています。

エントランスを挟んでこちらのエリアでは、朝、昼、夜と食事ができる「Talk Shop(トークショップ)」のダイニングエリアになっています。こちらは後ほど紹介するとして、まずは客室に行ってみましょう。

こちらのレセプションでチェックイン。

レセプションには、歯ブラシセットやひげ剃り、コームなどのアメニティがあるので、必要な分をピックアップします。

エレベーターホールの各階には、兜町にちなんだ絵が描かれています。掲示板には、その週に開催されるイベントの情報などが掲示されるそうです。

落ち着いた印象の廊下を進み、今回は3階フロアのこちらの客室へ。
ツインの客室

ツインの客室(広さ28㎡)。フロアによって、床が木目調だったり、天井が木で作られていたりと、どこかしらで木の温もりを感じられる落ち着いたお部屋です。

シモンズのベッドの上には兜町にちなんで、かつて証券取引所で交わされたハンドサインをモチーフにしたアートが描かれています。

ベッド横にもおしゃれなソファーやチェアー、テーブルが設置されています。窓からは永代通りの様子が眺められました。

ベッド脇の照明ボタン横には、電源コンセントとUSB(type-Aとtype-C!!)があり、スマホやPCの充電に便利。時計もレトロなデザインでかわいいですね。

入口近くには、ハンガーとスーツケースを広げられる台が設置してあります。

その横のカウンターテーブルの引き出しにはマグカップと、ドリップコーヒーや老舗茶舗とコラボしたほうじ茶・玄米茶のティーパックが完備されています。

その下の冷蔵庫は空なので、お店で購入したドリンクなどを入れられそう。

客室にミネラルウォーターのペットボトルはありませんが、各フロアにウォーターサーバーが設置されているので、客室内にあるポッドで飲料水を汲みましょう。

続いてウェットエリアへ。洗面台とトイレが繋がっています。壁にはメルボルン出身で東京在住の人気イラストレーター、エイドリアン・ホーガンさんのアートが楽しめます。
ミラーはライトで縁取りされてて、女優鏡のようですね!

ハンドソープとローションは、天然素材を使用しサステナビリティに配慮したNY・ブルックリン発のケアブランド「APOTHEKE(アポセケ)」を使用しています。

ドライヤーは「SALONIA」を完備。

ガラスの扉を開くとシャワーブースがあります。

ハンドシャワーは手元のレバーで水圧の強弱を変えられるタイプで水勢もGood。
こちらにも「APOTHEKE(アポセケ)」のシャンプー、コンディショナー、ボディソープがあります。

クローゼット内には、オリジナルのかわいいルームウェアもありました!
デラックス キング

その他の客室も見学。「デラックスキング」の客室は広さ28〜30m²。ゆったりとステイを楽しめそう。
スイートキング

高層階の「スイートキング」(広さ54㎡/全5室)は、リビングルームとベッドルームがわかれています。リビングルームにはソファーベッドもあり、自宅のようにゆっくりできそう!

カウンターにはミニキッチン、電子レンジ、洗濯乾燥機、大型冷蔵庫もあり、長期滞在の連泊にもぴったりですね。

キングベッドのベッドルームからは、東京スカイツリーを望めました。

「スイートキング」はウェットエリアも広々としていて、シャワー室はウォークインレインシャワーになってます。
フィットネスジム(2階)

続いては2階フロアへ。2階には24時間利用できる宿泊者専用のフィットネスジムがあり、ライフ・フィットネス社の最新機器を完備。

壁面にはアーティストのSHINJIRO TANAKAさんによるグラフィックデザインが彩りを添えています。
宿泊者専用のラウンジエリア(2階)

こちらは宿泊者専用のラウンジエリア。

ラウンジエリアには個室のミーティングルームも。個人や地域の集まりだけでなく、兜町という土地柄、ビジネスでの利用も可能となるそうです。
1階「Talk Shop」ダイニングエリア

再び1階の「Talk Shop(トークショップ)」のダイニングエリアへ。こちらは朝から夜まで利用できるレストラン・カフェ・バーとして、宿泊者だけでなく近隣の人々も気軽に利用できる“街のリビングルーム”です。(営業時間:7:00~22:00)

天井が高く、大きな窓からは太陽の光が多く入って、明るい広々とした空間です。

座席はテーブル席などいろいろな形があって、自由に動かすことも可能。テレワークやミーティングにも活用できそうです。

奥にはピアノもおいてあり、いずれはジャズイベントなどの開催も検討しているそうです。

店舗は22時までですが、店内の一角にある「マーケット」では、各種ドリンクなどが24時間購入可能です。

さらに「山本山」や「榮太樓總本鋪」、老舗和紙舗「榛原」など、地元の老舗とコラボしたセレクト商品を販売しています。
「Talk Shop」のメニュー

「Talk Shop」のメニューはこちら!
「Burger & Greens(バーガー&グリーンズ)」をコンセプトに、カリフォルニア出身の「グランド ハイアット 東京」のステーキハウス「オークドア」で活躍したヘッドシェフのラリマー・ティモシーさんが手掛ける多彩なメニューが楽しめます。

ということで、この日はディナーでいただけるメニューをいくつか試食させていただきました。

「みそ ME SO サーモン(1,760円)」は、存在感のある味噌漬け富士山サーモンにポーチドエッグ、キヌアなどが盛り付けられた一皿です。

「ハンバーガー(1,540円)」は、国産ホルスタイン牛パティにトマト、レタスなどを使用した肉汁あふれるハンバーガー。

「黒毛(KG)和牛(2,750円)」は、ジューシーな黒毛和牛パティにマッシュルームや和梨などの野菜やフルーツに、北海道産カマンベールチーズがたっぷりとかかり、ボリューミーでリッチな味わいです!

ハンバーガーはこの他にチーズやベーコンなどを挟んだ「@キャプション(1,980円)」や「チキンバーガー(1,760円)」、プラントベースの「NO モー(1,760円)」など、8種類の多様なバーガーが揃います。さらに「ブッダボウル(1,760円)」や「ハラペーニョパルメザンポテト(880円)」といったサイドメニューや、

ドリンクは日本橋兜町のカフェ「SR Coffee Roaster」のオリジナルブレンドコーヒーや、「平和どぶろく兜町醸造所」のどぶろくを使ったオリジナルコラボカクテルなども楽しめます。

さらにスイーツは「タルトタタン(V)(1,320円)」や「バナナスプリットサンデー(1,100円)といったラインナップが楽しめます。

朝食も「Talk Shop」へ。この日は可動式の窓が開放され、ペットと過ごせるテラス席も。地域にひらかれた空間づくりが徹底されています。
「Talk Shop」の朝食メニュー

朝食メニューはこちら!
「アメリカン」や「和定食」のモーニングセット(各2,860円)をはじめ、「肉うどん」や「キャプションアサイー」「キャプションオムライス」といったアラカルトメニューもありました。

モーニングセットにはコーヒーや紅茶、フルーツジュースがついています。

この日は「アメリカン」のモーニングセット(2,860円)を試食させていただきました。

ウインナーにカリカリのベーコン、アボカド、トマト、ポテト、ハーフサイズのトーストが2枚ついていて、卵料理はスクランブルエッグ、ポーチドエッグ、ゆで卵から選べました。

ポーチドエッグの火の通し加減は完璧!

ジャムやマーマレードは、オーストリアのジャムの名門「ダルボ」を使用してました。

こちらは別注文の「カフェラテ(750円)」。良い朝食を食べるとその日一日が引き締まります。
なお、開業を記念して2025年10月7日(火)〜2026年1月31日(土)までの期間限定で「開業記念オファープラン」を提供するそうです。「平和どぶろく兜町醸造所」のどぶろくカクテルや、老舗「榛原」の蛇腹メモ、「榮太樓總本鋪」の飴といった、日本橋の文化を持ち帰れるギフトがついたお得なプランです。
新たなホテルの形

「キャプション by Hyatt 兜町 東京」は、兜町の歴史や文化を現代的な感性で再解釈し、“街のリビングルーム”を掲げる新たなホテルの形を体現していました。
特に1階は誰もが集える「Talk Shop」があることで、単なる宿泊施設ではなく、街の人々と旅人が自然体で交わるソーシャルハブそのものになりそうです。

ホテルのある兜町は日本の金融を牽引してきた歴史的なエリア。そのエリアがここ数年で様変わりしてきています。次回はホテル内覧会の街歩きイベントに参加して、兜町を街歩きしてきたので、その模様をお伝えします!
日本橋兜町を街歩き!“金融の街”から“カルチャーの街”へ進化中。11月初旬からはイマーシブツアーも(東京散歩ぽ)
キャプション by Hyatt 兜町 東京
所在地: 東京都中央区日本橋兜町12番1号
アクセス:東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅 12番出口から徒歩1分
東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅 D1出口から徒歩2分
東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅 B6出口から徒歩8分
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