こんにちは、東京散歩ぽです。
株式会社丸井グループは、「ミュージアム エポスカード」の発行を2025年3月21日(金)からスタート。この日は「ミュージアム エポスカード」デビュー記者発表会が開催されました。
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ミュージアムが「好き」な社員が発案した「ミュージアム エポスカード」
こちらは独立行政法人国立美術館、独立行政法人国立文化財機構、独立行政法人国立科学博物館との共創で生まれたエポスのクレジットカードです。
券面デザインは共創先の3法人が運営するミュージアムが所蔵する文化芸術、文化財、標本・資料の中から厳選された美術品や歴史的な遺産、恐竜の化石など12種類から選べます（※現状は1人1枚までの発行・入会金、年会費は永年無料）。
カード新規入会1件につき1,000円がエポスカードから3法人に寄付される他、利用金額に応じた加算ポイント（200円につき1ポイント・還元率0.5%）から利用金額の0.1％を選んだ券面デザインに応じた法人に寄付され、文化の継承や教育機会の維持とともに地域活性化の支援として、文化芸術、文化財、標本・資料を将来世代につなげていくそうです。
国立美術館のデザイン券面
国立美術館は、クロード・モネの「陽を浴びるポプラ並木」（国立西洋美術館に収蔵）や、ポール・ゼザンヌの「大きな花束」（東京国立近代美術館に収蔵）など、世界的な名画を中心に4種類をラインナップ。
国立文化財機構のデザイン券面
国立文化財機構は「遮光器土偶」（東京国立博物館に収蔵）や、菱川師宣の「見返り美人図」（東京国立博物館に収蔵）など、古代遺産や近代の名画を中心に4種類をラインナップ。
国立科学博物館のデザイン券面
国立科学博物館は「フタバスズキリュウ」や「ニホンオオカミ」の化石標本、筑波実験植物園の園内風景など4種類をラインナップ。
オリジナル会員特典も
入会後3カ月以内に税込30,000円以上を利用すると、選んだ券面デザインごとの「ミュージアム」をイメージした特典がプレゼントされます。
- 国立美術館・・全7館分の作品やロゴマークをコレクションした美術館8館アクリルキーホルダー
- 国立文化財機構・・文化財マグネットしおり3枚セット
- 国立科学博物館・・じぶんで割るジオードセット（麻袋付属）
丸井グループでは、社員全員で「好き」を活かし事業化する取り組み「『好き』を応援するコンクール」を社内で行っていて、今回の取り組みはそのコンクールに入賞した企画がはじめて実現した形となるそうです。
この企画を発案した新宿マルイの三橋真唯さんは「私と同じようにミュージアムが好きと感じる人たちが、気軽に支え合える仕組みを作ろうと思いました。私にとってミュージアムはただの展示空間ではなく、自分を支える知識を教えてくれる場所でした。人生に迷ったとき、コレクションや展示から新しい視点をもらい、心が動かされたりすることが何度もありました。このカードを通して、『好き』という気持ちが未来につながることを多くの人に実感してもらえたら嬉しいです」と話していました。
一昨年8月にスタートした国立科学博物館のクラウドファンディングは、国内のクラウドファンディング史上最高額となる9億円以上が集まり、博物館や美術館に多くの人が関心を寄せていることが示されました。
文化的な予算が年々縮小する中で、歴史的な遺産を未来へつなげる取り組みが求められています。「ミュージアム エポスカード」が自分の「好き」という気持ちを通じて、未来の世代へ貴重な文化を継承していく意義を、多くの人が実感するきっかけになれば良いですね。