こんにちは、東京散歩ぽです。
一般社団法人公民連携推進機構は、奈良県宇陀市、山梨県大月市、栃木県益子町、和歌山県那智勝浦町、山梨県富士川町の5自治体と「地域創生に向けた公民連携推進包括連携協定書」を締結。2024年8月5日に都内で「公民連携モデル事業」の発表会が開かれました。
奈良県宇陀市:自治体初「DXプロフェッショナル職員」育成
奈良県宇陀市は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、市役所内の各担当課に50名のDXプロ人材を育成。キラメックスによる6カ月間の研修プログラムを通じて実施され、受講者全員が「DXアドバイザー」資格を取得する予定です。さらに最先端ARスポーツ「HADO」 の全国大会開催や、パワースポット見学、最先端デジタル学習を組み合わせた「校外学習促進事業」を一般社団法人公民連携推進機構と共催するとしています。
山梨県大月市:自治体初「生成AIを活用した地域全体DX」支援
山梨県大月市では、自治体初となる「生成AI技術を活用した地域全体のDX」を推進。教育、観光、生産現場などあらゆる分野においてAIを活用し、地域全体が日本で最も生成AIを活用するモデル地域を目指すとしています。
さらに大月市には小学校から短大まであるため、全ての教育機関で教師の負担なくデジタル教育を推進することを目的に、200以上の教育機関との連携実績を持つ一般社団法人公民連携推進機構の会員が、年間を通じて最先端で活躍するクリエーターなどの講師派遣などを行い、地域全体が生成AIを日本で一番活用する地域になるように支援するとしています。
栃木県益子町:自治体初「AIロボット授業実施による公民教育連携」
「益子焼」で有名な栃木県益子町では、小学5~6年生を対象にプログラミング授業を通じてAI会話ロボット「Romi」を活用。これにより生徒たちが自ら地域の魅力や観光案内をプログラムした「Romi」を町役場や公共施設に設置して、益子町の町の魅力を伝えます。
さらに渋谷スクランブルスクエア15階の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」にも設置。MIXIをはじめ、アルファコム、アローリンク、クロスボーダー、エンジンなどの一般社団法人公民連携推進機構会員が広報、プロモーション、SNSなどの分野で積極的に支援するとしています。
和歌山県那智勝浦町:日本の水産業支援のため有名シェフとのコラボ支援
和歌山県那智勝浦町では、日本の水産業の担い手不足解消と活性化を目指して、有名シェフによって設立された「Chefoodo(シェフード)」の会員シェフレストランにて「那智勝浦町の生まぐろ」のメニューを広めるほか、ふるさと納税サイト(ふるなび、ふるさとチョイス、さとふる(8/19から))にて、那智勝浦町の特産「生まぐろ」を通じた水産業の活性化を目的としたプロジェクトを開始しています。
この日は「一度も冷凍していない生まぐろ」水揚げ量日本一の那智勝浦町産キハダマグロのお刺身が試食できました。やはり生まぐろは鮮度も味わいもひと味違いますね!
山梨県富士川町:全国自治体初「AI案内ロボット」の本格導入支援
山梨県富士川町では、日本の自治体では初となる庁舎内AI案内ロボットを導入。観光地や行政窓口での案内支援を強化して、地域住民や観光客へのサービス向上を図りつつ、窓口業務の効率化も実現するとしています。
さらに毎年、元日ごろには富士川町から「ダイヤモンド富士」が観測できる絶景スポットがあることから、企業版ふるさと納税を活用して駐車場などを整備していくとしています。
人口減少で生成AIの活用やDX化は喫緊の課題です。
各地域を引っ張るみなさんたちのビジョンと企業が一体となり、公民連携を通じて地域がさらに発展していくといいですね!
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