飛騨古川で飛騨の薬草を使った七味ワークショップを体験してみた

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こんにちは、東京散歩ぽです。

前回に引き続き、岐阜県飛騨市の旅をお伝えしています。今回は2019年(令和元年)にオープンした飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクトの拠点「ひだ森のめぐみ」を訪れました。

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飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクトの拠点「ひだ森のめぐみ」

飛騨市は森林の面積が9割以上を占めていて245種類もの薬草などが自生しています。

飛騨市では2014年(平成26年)の「第3回全国薬草シンポジウム」と翌年に開催された「第1回飛騨市薬草フェスティバル」をきっかけに飛騨市役所内にプロジェクトチームが発足。こちらの店舗は「飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクト」の拠点として、飛騨市の薬草の良さを広めています。

案内してくれたのは飛騨市役所のまちづくり観光課で薬草プロジェクトを手掛けている岡本さん。

千葉県浦安市から飛騨市に移住してきた岡本さんは、自分自身の体を整えて元気になりたいという思いからとある本をきっかけに飛騨市の薬草にふれて、飛騨市の地域おこし協力隊の薬草の専任としてこちらに移住し、5年が経過。飛騨市の薬草にすっかり魅了されたと言います。

こちらの店舗1階では、飛騨市の薬草をつかった商品の販売をはじめ、薬草茶の試飲など、薬草を気軽に感じることができる体験が出来ます。

この日は有料の「薬草ワークショップ」の中から「薬草七味づくり」(30分・1000円)を体験させていただきました。

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こちらの16種類(※この日は15種類)の薬草パウダーを用いて、自分好みのオリジナルパウダー(18g)が作れます。

トウガラシ・サンショウ・チンピ・イノコヅチ・トウキ・クロモジ・ノブドウ・メナモミ・スギナ・ゴボウ・ホウレンソウ・ニンジン・トマト・カボチャ・パプリカ・ムラサキイモ

こんな感じで何層にもなって、きれいな薬草パウダーを作れます。

ということで早速挑戦。クスノキ科の落葉低木「クロモジ」はとてもいい香り。

小さじ1杯(1g)ずつを漏斗で瓶の中に入れていきます。

多くの種類の薬草パウダーを丁寧に入れて、こんな感じで薬草パウダーが完成。なかなか良い彩り。

ピリッとおいしく作るにはトウガラシを3gほど入れると、ちょうど良いそうです。

使うときはよく振って、うどんやおそば、おかずのちょっとアクセントや豆腐にかけたり、ヨーグルトやアイスクリームにかけても合うそうですよ!

店の奥の中庭には数十種類の薬草が採れる薬草園もあり、

その奥には大きな乾燥機があって収穫した「ドクダミ」を乾燥や粉末、圧搾するサービス(有料)もしているそうです。

井上さんは「野菜や薬草は昔から自然と生えていたもの。私たちが普段の暮らしに取り入れて食べるために、より簡単にたくさん作れるよう改良を重ねて今の野菜が出来ているというものも多い。なので元をたどれば全て自然の中で育ってきた私たちに必要なものなんだよということが言えるのかなと思います」と話していました。

今年の9月2日(土)と3日(日)には、飛騨市古川町内にて「全国薬草シンポジウム」と「飛騨市薬草フェスティバル」を同時開催。様々な講演会や各種薬草イベントが開かれるそうです。

取材協力:飛騨市

飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクト(公式サイト)

ひだ森のめぐみ

所在地:岐阜県古川町弐之町6−7
営業時間:10:00〜16:00
毎日営業(年末年始を除く)

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