こんにちは、東京散歩ぽです!
今回は埼玉県物産観光協会のご招待で埼玉へ。清酒の出荷量が全国第4位という首都圏一の酒どころ、埼玉県内で日本酒を楽しめるスポットを巡ります!
深谷市・滝澤酒造を酒蔵見学
まず訪れたのは文久3年(1863)創業の老舗、滝澤酒造さん。元々は埼玉県小川町で創業しましたが、明治33年(1900)に深谷市に移転してきました。
昭和5年に建てられたという蔵のシンボル的な煙突は、かの渋沢栄一さんが建てた旧日本煉瓦製造で作られたレンガで作られているそうです。
毎年10月下旬から酒づくりがスタートするという滝沢酒造さんでは、準備が着々と進められていました。
国内初、ロゼタイプのスパークリング日本酒!
そんな滝澤酒造さんでは、国内でも初のワインのシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で作る「ロゼタイプ」のスパークリング日本酒が間もなく販売を開始するそうです。蔵の中にはフランスとイタリアから取り寄せたシャンパンの製造装置があり、杜氏を務める同社社長の滝沢さんに作り方を案内していただきました。
シャンパーニュ方式で作る際は、醪(もろみ)が入った濁った状態で瓶詰めして、瓶の中で発酵されます。中でも難しいのは澱(おり)の量と澱を抜き方。ネックフリーザーと呼ばれるこちらの装置で二次発酵した瓶を逆さまにして、澱を瓶の口まで沈殿させ、凍らせます。
その後、こちらの装置で栓を抜くと凍らせた澱(おり)が圧力で飛び出し、澱を取り除き、同じ装置の手前で抜けた分の液体と圧力と補充します。
最後にコルクを取り付け、加熱殺菌すれば出来上がり。かなり手間もかかったこだわりのスパークリング日本酒ですね!
「菊泉 ひとすじ」と「菊泉 ひとすじロゼ」を飲み比べ
製造工程を見させていただいたあとで、実際に「菊泉 ひとすじ」と11月上旬発売予定の「菊泉 ひとすじロゼ」を飲み比べさせていただきました。
「菊泉 ひとすじロゼ」は赤色酵母で液体も泡もピンク色!
「菊泉 ひとすじロゼ」(11月上旬発売予定/720ml9,000円税別)は、アルコール度数11度。イチゴのような華やかな香りと甘みが特徴で、お祝いの席には最適のお酒ですね。
「菊泉 ひとすじ(720ml4,500円税別)」は自然な甘い香りが特徴的。こちらはフレンチや、和食にも合いそうなキレのある味わいでした。
滝澤酒造さんでは、お酒の試飲も含めた蔵見学が受付中!
11月30日には女利き酒師・磯野カオリさんが同行する一泊二日の「女利き酒師とめぐる!彩の国酒蔵めぐり」ツアーが実施されますよ!
川越・小江戸 蔵里「ききざけ処昭和蔵」で埼玉の地酒を飲み比べ
続いて訪れたのは西武新宿線本川越駅から徒歩3分のところにある「小江戸 蔵里(川越市産業観光館)」。
こちらの昭和蔵が2018年3月10日にリニューアルオープン。
「ききざけ処昭和蔵」として、埼玉県内35蔵の地酒が飲める自動販売機があると話題です。
まずはこちらのメダル販売機でメダルを購入します。
メダルは4枚で500円です。
自動販売機には埼玉県内の銘酒がズラリ。コイン1枚でおちょこ1杯分のお酒が楽しめます。
先程ご紹介した「滝沢酒造」さんをはじめ、埼玉県の吟醸酒・大吟醸などのお酒が網羅!
中でも、小江戸鏡山酒造さんの「ワイン酵母の純米酒」はここだけしか試飲できない貴重なお酒。香りもキレも素晴らしかったです!
コイン2枚から食べられるおつまみもありますが、僕のオススメは塩味の効いた「粒生こしょう」。日本酒の味わいをフルに引き立たせますよ!
季節限定の「冷やし甘酒」(コイン1枚)も美味しかった!
ちなみにお隣りにある「おみやげ処 明治蔵」では埼玉県内のお土産物が揃ってます。「Kura Cafe」さんでは自家製のデザート「さつま芋プリンセット(650円税込)が楽しめましたよ!
ということで、埼玉県内で楽しめる酒蔵見学と利き酒スポットをご案内しました!