こんにちは、東京散歩ぽです!
昨年に引き続き、三重県大台町商工会のお招きで地域活性化の旅に来ています。今回は創業100年以上の老舗、和洋菓子「法菓堂」さんでお話を伺いました。
和洋菓子「法菓堂」のご主人、巽典生さん
お話を伺ったのは法菓堂の三代目ご主人、巽典生さん。20歳の頃から和菓子職人をしている超ベテランです。
実は昨年、僕らが登壇した大台町ブロガーサミットにいらしていた巽さんはそれを機にFacebookをスタート。商工会の人たちにやり方を教わりながら、みよう見まねで情報を発信を続けています。今では様々なイベントで「Facebookを見ましたよ!」と声をかけてくれることもあるそうです。
新商品の「お茶っ粉餅」(4つ入り380円税込)
昔は祝い菓子やケーキ、出産の際のお赤飯や紅白まんじゅうなどの和洋菓子を売ってましたが、近年は次第にお客さんも減っていったという巽さん。
商工会が主催したとあるセミナーイベントに参加した時に「どんどん外に出た方がいいですよ」と講師からアドバイスされ、新たに生み出した新商品がこの「お茶っ粉餅」(4つ入380円込み)でした。
「お茶っ粉餅」は求肥に大台町の特産である「お茶」の粉末をまぶし、口当たりのいい白手亡(しろてぼ)と呼ばれる白のこしあんをたっぷりと包んだ和菓子です。
ひとくちサイズで食べやすく、ふんわりとしたモチっとした食感が好評で地元新聞やケーブルテレビにも取り上げられました。
そんな「お茶っ粉餅」は店舗の他に道の駅「奥伊勢おおだい」でも販売しています。
奥伊勢フォレストピアのお茶請け菓子「あんもん」
ここ大台町は「伝説の町長」といわれている山本泰助さんという凄腕の町長さんがおられたそうです。先日お伝えした「ふるさとプラザもみじ館」や法菓堂の近くにある宿泊施設、奥伊勢フォレストピア宮川山荘などが、その山本さんが20年前に建てた建物なんだそうです。
その山本泰助さんの鶴の一声でおよそ19年前に開発した「あんもん」という和菓子が奥伊勢フォレストピア宮川山荘でお茶請け菓子として出されています。
「甘いもの」や「うまいもの」という意味の「あんもん」はクコの実を練りこんだ求肥で黒ごまの羊羹を包んでいます。宿に着いた旅人の疲れを癒してくれる和菓子として長年親しまれています。
店舗では販売してませんが、奥伊勢フォレストピアに宿泊のしてる人に限り、18時までに注文すると翌朝9個980円で購入することもできますよ!
インタビューして感じたのは、飽くなきチャレンジ精神をもつご主人と、ご主人を支える奥様の仲の良さ。
今後も新商品開発を続けているというご主人はキンカンの蒸しカステラを大台町がいま推している「ゆず」で作ってみようか試行錯誤中なんだそうです。今後も新しい和菓子をたくさん生み出してくださいね!
和洋菓子 法菓堂
所在地:三重県多気郡大台町江馬302
営業時間:8:00ごろ-18:30
TEL:0598-76-0043
不定休
法菓堂/大台町の地域情報サイト「大台帳」