1日中PC作業してると目の奥がしんどい東京散歩ぽです。
今回はプロジェクターや液晶ディスプレイを製造・販売する台湾の電化製品メーカーBenQ(ベンキュー)による第6回BenQアンバサダーイベント『アイケアディスプレイ「EW2770QZ」体験イベント』に参加して目に優しいディスプレイを体験してきました!
※この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。
ブルーライトは朝昼はとても重要、でも夜は見ない方がいい!
イベントでは慶應義塾大学眼科の綾木雅彦先生から「ブルーライト軽減ディスプレイから始まるアイケア」と題してブルーライトの正しい知識についてお話がありました。
ここ数年、スマートフォンが普及してからよく聞くワードとして「ブルーライト」がありますよね。ブルーライトとは、波長が380~495nm(ナノメートル)の青色光のことです。有害な放射線や紫外線の隣がブルーライト領域と言われ、ブルーライトはここに属します。
これを長時間見続けると覚醒や頭痛、眼痛、睡眠ホルモンを抑える、体内時計のリセットされるなど体調に様々な影響を引き起こすと言われています。
そもそもブルーライトは自然界にも存在していてヒトの体内時計を合わせる大事な光源なんだそうで、朝は部屋のカーテンを開けて自然光を浴びることで「体内時計合わせ」「覚醒」「時差ボケ」などにもとても効果的なんだそうです。
また慶應大学のデータによると昼間30分から1時間ほど屋外活動をすると青少年の近視進行予防にも効果があったそうです。
しかし、このブルーライトは様々な電化製品によって、ここ数十年の間で爆発的に見る機会が増えました。もともと人類は夜にブルーライトを見る習慣がなかったため、夜間見ることによりメラトニン(睡眠ホルモン)を抑制され、眠気を減らして不眠による体調不良や、がん、肥満など体に様々な悪影響を及ぼすことがわかっているそうです。
つまり寝ながら布団の中でスマホを見るのはホントに体に悪いんですね・・・気をつけないと。
こちらは夜間の真っ暗な中、2時間スマホをした人の睡液メラトニン量のデータです。
ブルーライトカット有りと無しのデータを比べてみると、ブルーライト無しの方はメラトニンが出にくくなり、眠りも浅くなって、体調不良につながってしまいます。
では夜間のブルーラインを軽減するにはどんな方法があるかというと、ひとつはメガネによる軽減とディスプレイ画面による軽減です。
ブルーライトカットのメガネをつけるとコントラストがはっきりしたり、ブルーライトカットのディスプレイを見ると疲れないとの研究結果もあることからブルーライトを軽減するディスプレイは目のためにも健康のためにもいい効果が期待できるんじゃないかと綾木先生はまとめました。
若い世代のCVS(コンピュータービジョン症候群)をBenQが解決したい!
この日はBenQ本社のValiaさんも登壇。
Valiaさんはこの10年間でライフスタイルは大きく変化し、3C(パソコン、携帯、電子機器)に長時間接することでCVS(コンピュータービジョン症候群)と言われる症状(ドライアイや白内障など)が30代〜40代の若い世代ですごく増えていると伝えました。
BenQはこのCVSを解決するためのソリューションとして「フリッカーフリー」「ブルーライト軽減(ブルーライト軽減Plus)」「ブライトネスインテリジェンス(ブライトネスインテリジェンスPlus)」を提供しています。
ブルーライトを軽減、環境光に応じた最適の色味に自動補正してくれる
BenQのアイケアディスプレイ『EW2770QZ』
そんな中、BenQが今年7月に発売した27型のIPS液晶を搭載した2560×1440ドットのアイケアディスプレイ「EW2770QZ」は「フリッカーフリー」「ブルーライト軽減」「ブライトネスインテリジェンスPlus」という3つのアイケア機能を兼ね備えた目に優しいディスプレイです。
フリッカーフリー技術
スマホで普通のディスプレイを映すとヒトの目には見えない横線の点滅が見えますよね。それを「フリッカー」と呼びます。これも見続けると頭痛、眼精疲労、視力障害などを引き起こす要因のひとつと言われています。
BenQのディスプレイは2013年からこの「フリッカー」を効果的に取り除くバックライトを使用してるので長時間見続けても目の疲れを大きく軽減しています。
ブルーライト軽減(Plus)機能
夜間見るのは控えたいブルーライトですが、BenQのディスプレイは2014年から「ブルーライト軽減機能」、2015年から「ブルーライト軽減Plus機能」を発表して画面から発生するブルーライトを軽減します。
アイケアディスプレイ「EW2770QZ」ではブルーライト軽減機能を装備しており、それぞれのモードに応じて目の負担を軽減することが可能です。具体的にはマルチメディア:-30%、ウェブサーフィン:-50%、オフィス:-60%、閲覧:-70%となっていました。
ブルーライト軽減Plus「OFF」「ON」の比較画像
ブルーライトカットというとどこか色味が変わってしまいそうなイメージがあったんですが、この日のタッチアンドトライで展示されていた「GW2470ML」(左)、「GW2470HL」(右)(どちらもブルーライト軽減Plus機能搭載)でブルーライト軽減Plus機能の「OFF」状態と「ON」状態を見比べることができました。
実際に見比べてみるとディスプレイの色味がほとんど同じで、これにはホントびっくりしました!
ぼくはブログの写真を修正する際、明るさや色味を気にしながら修正するのでブルーライトカットのメガネはかけたりしてないんですが、色味が変わらない上にブルーライトが軽減できるなら、このディスプレイを是非、使ってみたい(^^ )
ブライトネスインテリジェンスPlus(B.I.+)技術
アイケア機能の3つ目は昨年導入された、視聴環境周辺の光量を検出して輝度を最適な状態に自動調整してくれる「ブライトネスインテリジェンス」です。
この日のタッチアンドトライではアイケアディアスプレイ「EW2770QZ」のブライトネスインテリジェンスPlus(B.I.+)機能を体験することができました。明かりの強弱に合わせてアンビエント照明センサーが反応、画面右下に輝度や色温度を調整したセンサー表示が確認できますね。
この機能により、室内環境照明がナチュラルやウォーム、電球色の場合はディスプレイのLEDライトが暖色系の黄白色に発光。青白い光の蛍光灯などの昼光色の場合は寒色系青みを帯びた白にLEDライトを発光します。
つまりは家の照明や、日没後の部屋の明るさによってリアルタイムで自動的に調整してくれるんです!
タッチアンドトライで間近でじっくりと見ることができたんですが、まるでプリントした明るい写真を見ているみたいで、輝度の高い通常のディスプレイを見た後に感じる目の奥の疲労感は感じませんでした。これなら長時間PC作業をしても目の疲労が少なさそうです。
BenQ本社のValiaさんが話した「ヒトの目は体の中の器官で最も早く成長し、一番早く衰えます」という言葉がとても印象的でした。僕ら40代はここ15年ほどで3C(パソコン、携帯、電子機器)に接している時間が一気に増えました。
しかし、この15年で生まれた若い世代、いわゆるデジタルネイティブ世代は生まれた時からスマホやタブレットなどブルーライトを発する電子機器に触れることが多く、CVS(コンピュータービジョン症候群)の症状を訴える人は今後さらに若年齢化するのではないかなと思います。
今回、イベントに参加してBenQのアイケアディスプレイは今後も増え続けるブルーライトから多くの人の目を守る挑戦を続けているんだと感じました。
デジタルネイティブ世代のお子さんを持つ親御さんにも是非、体験してもらいたいディスプレイです。
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