【東京マラソン2014 ボランティアレポート】サポートしていて気づいたあること

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先日2月23日(日)に開催された「東京マラソン2014」のボランティアに参加してきました。

去年はランナーとして参加した東京マラソン。今回はランナーをサポートする側としての参加です。36,000人のランナーが走り抜けた後、あることに気づきました。(写真協力:宮)

東京マラソンボランティア

東京マラソンのボランティア「TEAM SMILE」

36,000人のランナーがー走る東京マラソン。それを陰でサポートするボランティアが「TEAM SMILE」と呼ばれています。ここ最近は10倍以上の倍率になる東京マラソンの参加申込ですが、ボランティアもとても人気で10,000人の募集がたったの2日で満員になってしまうほどの人気ぶりです。

昨年完走した僕は今回、ボランティアで参加しようと決めていました。参加の理由は昨年、初のフルマラソンである東京マラソンを走った際にボランティアの方々の声援やサポートがすごく励みになったからです。

今回はその時のお礼を今回出場のランナーに返したくてボランティアに参加しました。

東京マラソン2013完走レポート 人気の本当の理由が分かった気がする | 東京散歩ぽ

今回掲載する写真は大会当日コース周辺を回って撮影してくれた宮くんからお借りしました。ありがとう(^^ )

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今回の使命は「30km給水所・第2班」

今回僕が与えられた使命は「30km給水所の第2班」でした。エリアとしては浅草雷門を折り返して水天宮や人形町が近くにあるエリアです。

ここではスポーツドリンクや水をランナーに配るのですが僕のいる第2班は水の準備と配布でした。写真はスタート地点のボランティアの方々。このエリアが一番早い集合時間で午前6時頃から準備を始めます。

30km地点の集合時間は午前8時30分。各班にはボランティアリーダーがいて当日はその方の指示で活動してきました。

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写真はランナーの荷物を輸送するトラックの列。

集合するとまずはトラックからボトルに入ったミネラルウオーター、テーブル、紙コップ等の部材、掃除用具を全て荷下ろしし道路が封鎖され次第、テーブルの準備や水をコップに移して並べていきます。

道路封鎖からトップ集団の通過まではあまり時間がありません。全員総出で限られた時間内でものすごい量のミネラルウオーターを次から次へと紙コップに注ぎ並べていきました。

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ひととおり準備が終わると間もなく車いすの部のランナーが颯爽と通り過ぎます。やっぱり早い!続いてエリートランナーもあっという間に通り過ぎていきました。

30km地点ともなるとエリートランナーと市民ランナーの差はかなり大きくてトップ集団が過ぎてもなかなか次の集団が現れません。

トップ集団が通過して10分から20分後くらいに次第に前を通るランナーが増えてきました。ここからがいよいよ僕らも正念場!

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ものすごい数のランナーが次から次へと走り抜けていきます。今回僕は水の配布とゴミの処理を兼任していたので作業しつつ至近距離からランナーを応援することができました。

僕の隣にいた年配のボランティアの方はひとりひとりに優しく語りかけるかのように「頑張って^^」と応援しているのがとても印象的で途中から僕も出来るだけひとりひとりに届くように声援を送っていました。

フルマラソンでの30km地点は「30kmの壁」という言葉があるようにそれまで快調に走っていたランナーも急にペースが落ちて精神的にもかなり苦しいエリアです。脚に水をかけるランナーや言葉が出ないくらい疲労が出てしまっているランナーもたくさんいました。

ひとりひとりに声援を送り続け、中には「ありがとう!がんばります!」と言ってそこから気合いを入れ直すランナーの方には僕らも励まされました。

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そんな中、気づいた事がありました。今回僕は紙コップなどゴミの処理も担当していたのでランナーが捨てたコース上の紙コップなども拾う作業もあったんですが、ほとんどのランナーがちゃんとゴミ箱に捨ててくれるということです。

海外のマラソン大会などを見るとコース上にはランナーが捨てた紙コップが多く散乱していて脚の踏み場もないような状態を見た事があります。僕も去年はゴミ箱に捨てていましたが、30km過ぎでこれだけ多くのランナーが疲れているのもかかわらずちゃんとゴミ箱に捨ててくれるのにはとても驚きました。

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当日は多くの外国人ランナーも参加していましたがその方々もちゃんとゴミ箱に捨ててくれていました。この日、午前8時半から最終ランナーが通り過ぎる午後2時頃まで活動していましたが、実際に僕がコースから拾った紙コップは20個にも満たなかったと思います。

綺麗な景観や街並を作るには住んでいる人の意識が高くないと成り立ちませんよね。2020年には東京オリンピックが開催されますが、ゴミに対する意識が高い日本でオリンピックが開催されたら多くの外国の方が日本を見本にしてくれるかも知れませんね!

東京マラソンボランティア

午後2時すぎに最終ランナーが通り過ぎすぐに撤収作業。午後2時半に解散した頃には道路の封鎖も解除して普段の東京の光景に戻りました。たった数時間ですが、これだけ多くの人々が同じ方向に向かって走るって改めてすごいイベントだなと実感しました。

今回「TEAM SMILE」の活動は終わってみるとあっという間でした。精一杯応援して多くのランナーとふれあう事が出来てほんとに良かったです。

またいつかこの東京を走れるよう今後もランニングを続けようと思います!

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