【福岡県大牟田市】三川抗とか言う炭鉱がひっそりと公開されていた

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実にひっそりと公開されていた炭鉱があった

九州で炭鉱の魅力にはまりました。宮(@PEN_PEN_)です。
前回は世界遺産に登録されたばかりの万田坑を紹介しましたが、そのあとに見つけた三川抗と言う炭鉱も見学できる事を知って速攻で行ってきました。
三川抗は福岡県大牟田市にあります。ここも三井三池炭鉱のうちのひとつで、前回紹介した万田坑から車で10分ほどの場所にあります。
昭和15年に開坑した三川抗は昭和天皇が来たり労働争議や炭じん爆発事故があったりと三井三池炭鉱の中でも最主力抗として活躍していたみたいです。
しかし上記の問題や海外から入ってくる輸入炭が安く手に入り国産品との価格差がなくなってきたのもあり平成9年に閉山。
その後は立ち入り禁止になっていたので入ることは出来ないと思っていたらひっそりと公開されてたんですよね。
と言うことで今回はそんな三川抗を紹介します。

ゆるい感じでおじさん達がお出迎え

場所は旧三井港倶楽部の裏側にある細い路地を進むと入り口に辿り着きます。

三川抗入り口

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当時は看板があったみたいで金属の骨組みだけ残ってました。

三川抗入り口

「三川抗公開中」の看板がモデルルーム公開中みたいですね。
2015年の2月から三川抗が公開されるようになったそうです。
公開日は土曜、日曜、祝日の10:00〜17:00で、今のところ期限を設けずにずっと公開する予定だとか。

左側に駐車場

中に進むと左側に広い駐車場があります。駐車場ってよりもただの広場的な感じ。
車をテキトーに停めて降りるとおじさんが待ち構えてます。エンカウント率100%のやつです。

ここも万田坑と同じくおじさんが案内してくれます。前回の万田坑で案内を断った失敗を思い出して今回は案内してもらいました。と言うよりも、もれなくおじさんが付いてくる感じなんですけどね。
駐車場の前には新しめの建物があるんだけどそこでお土産売ってます。

受付正面 お土産

タン坑カレー気になりますよね。1つ買いましたけど。

パイプ椅子とテレビ

あとなんか三川抗の事について学べそうな映像が流れてたんだけど見るの忘れた(-。-;

おじさんの後ろ姿

そんなのを見てるうちに早速おじさんに連れて行かれる。やたらと余裕のある後ろ姿。

中庭 昭和天皇の紹介

まず最初に説明されたのが炭鉱手前にある水のない日本庭園。昭和天皇が遊びに来た記念にテンション上がって作っちゃった日本庭園らしい。

木

日本庭園の前に置いてあったグリーンハートと言う木なんだけど、これは近くにある三池港と言うところの閘門(こうもん)の扉が接するところに使われていて水漏れ防止に活躍した木なんだとか。
とても堅いので加工は難しいけどそれ以上に海水に対する耐性が強いうえフナクイムシなどの虫害にも強いのが使用された一番の理由っぽいことが書かれていたような気がしないでもない。

斜めに掘られた坑道と当時のまま残る建物

さてここからおじさんの案内で中を見ていきます。

入坑口看板

ここから先は禁煙だったみたい。と言うか火気厳禁です。炭鉱では可燃性のガスが出る事が多いからそこでタバコでも吸おうもんなら大変な事になりますからね。

トンネル1 トンネル2

天井がヤバい低い。もっと高くしてほしかったけど当時の平均身長とか考慮してこの高さになったのかな。

入坑口ホーム看板 第二斜坑案内板

トンネルを抜けるとトロッコのある斜坑に出ます。三川抗は斜坑が2つあったんだけどここは第二斜坑。実際は人を乗せるから人車と呼んでいたそうですけどね。
前回行った万田坑は縦に掘られた竪坑だったけど三川抗は斜めに掘られている斜坑です。ここからトロッコに乗ってどんどん降りてくのね。
最深部は海底の下を掘り進めて500m以上にもなったと言うから驚き。ちょっと掘り過ぎじゃない??

上の案内板に貼られていたトロッコはまだ稼働していた時の写真ですけどね、今はどうなってるかと言うと・・・

トロッコ

朽ちてる。自然に還ろうしている。

注意事項

横にはトロッコに乗る時の注意事項とか。このフォントかわいいね。

第二斜坑を出ると横に第一斜坑の案内板を発見。

第一斜坑案内板1

第一斜坑は三川抗炭じん爆発事故の起きた坑口。458名の方が亡くなり戦後最悪の炭鉱事故となった場所です。

第一斜坑案内板2

後ろのちょっと土が盛ってあるあたりですかね、あの後方に第一斜坑があったそうです。

そして第一斜坑の案内板から後ろを振り返ると万田坑でも見たアレが。

山の神

山の神登場。どこに行っても山の神がありますね。安心感あります。

他にどんなものがあるか歩いて見てみることに。てかおじさんに連れて行かれるんだけど。

地面に置かれた機械 巻揚機 休憩室

当時使われていた工具が地面に置かれていたり万田坑でも見かけた巻揚機があったりアナログな電話やブラウン管のテレビが置かれた休憩室があったり。特にブラウン菅のテレビとか初めて見るものは興奮しますね。
比較的新しいものや今は見る事の出来ないものまで混在していていつの時代にいるのかわからなくなるf^_^;

プリントアウトした資料

おじさんは詳しく説明してくれるうえに当時の資料や写真なども持っていて必要に応じて見せてくれながら案内してくれます。なるべくしっかりと炭鉱の説明をするためにスタッフの人選は出来る限り三川抗で働いていた人達が選ばれたとか。
だから質問にも結構リアルな回答が返ってくるんですよね。
でも会話が成り立たない事も多々あります。

言ってることわからない度 ★★★★★

万田坑を軽く超える5つ星。容赦なく聞いた事のない方言を投げかけてきます。
そんなおじさんの話を聞いたり受け流したりしながら写真を撮るんですけどね。

穴の空いた壁

そしたら今度はコンクリートの壁に大量の穴が!これ見たときちょっと驚いた。
「コレ銃で撃った痕ですか!?」
って聞いたら
「これは新人が仕事を覚えるのに工具を使って練習した時に開けた穴だよhahaha!!」
って。
えっ?( ゚д゚)ポカーンってなった。マジで。

木造の建物

この建物は斜めになってる木造部分とか珍しい造りらしくて建築物としては貴重らしい。
こんな貴重な建築物もあって三川抗を保存する為の計画は数億円の予算で組んであるみたいなんですよね。
でもおじさんが「全て計画は組んであるんだよ。でも予算が出ないんだよね」
って笑って言ってたのが印象深い(笑)

配管の通った建物の外壁

この中は職員の使うお風呂場があったらしい。

 レール

トロッコの通るレールとか。

トロッコ

朽ち果てたトロッコとか。

サビたチェーンのアップ

錆びたチェーンとか。

こんな感じでいろいろ撮り終えて帰りはお土産屋さんでリンゴアイス食べて帰りましたよ。

 リンゴアイス

牛乳が使われてるから完全にシャーベットっぽい感じじゃなくて優しさのある食感と甘さ(゚Д゚)ウマー

世界遺産じゃないからこそ身近に感じる炭鉱

さてさて、三川抗は世界遺産に登録された万田坑と違い、そこまで観光用に整備されているわけではありません。基本的には閉坑時のままですからね。
が、しかし!!だからこそ当時のリアルな状況が残されていると言う場所も多くあります。
危ない所など入れないところはロープが張られてるだけだから隙間からいい感じに写真撮れたりもするし^_^
特に炭鉱で活躍していたトロッコなんて実際に触ったり出来ますからね!
今後どう整備されていくのかわからないけど個人的には今の状態が残ってるうちに三川抗を探検するのをオススメしたいです。

募金箱

あ、募金するの忘れてた・・・募金しにまた行かなきゃf^_^;

写真と文:宮(@PEN_PEN_)

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