
こんにちは、東京散歩ぽです!
大阪・関西万博で「一番印象に残ったパビリオン」という声も多く聞かれた、石黒浩さんプロデュースのシグネチャーパビリオン「いのちの未来」。
高輪ゲートウェイシティ内の文化施設「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」で、その展示がさらに進化した「いのちの未来+」が2026年7月25日から開幕します。今回はメディア向け内覧会・記者発表会に参加し、一足先に体験してきました。
大阪・関西万博を見た人も、初めて体験する人も、思わず立ち止まって考えさせられる内容になっています。
大阪・関西万博の感動をそのままに、さらに“自分ごと”として考える展示へ

早速、地下3階の会場へ。
フロアに到着するとまず迎えてくれるのは、大阪・関西万博「いのちの未来」でも観られた「いのちの歩み」が展示されていました。僕も昨年「大阪・関西万博」を観に行っていたので、約1年ぶりの再会です。
大阪・関西万博2025|注目のシグネチャーパビリオンやミャクミャク焼きソフトクリームなど万博グルメをレポ(東京散歩ぽ)

その後は専用のヘッドフォンと、

専用端末を受け取り、会場内へ入ります。

まずは家族の思い出を見つめる「ZONE2 50年後の未来」に登場するアンドロイド「ヤマトロイド」のシーン。
万博では座ったままでしたが、今回は立った姿で登場。時おり机に手を添えたりする動きも見られました。

続いて、「未来の電車」のシーンも。

「未来のリビング」のシーンも万博当時のままの感動を楽しめます。

万博版では「50年後、自分の記憶をアンドロイドへ引き継ぐか」という未来が描かれていましたが、今回は新たな展示も追加!
来場者自身が「自分とは何か」「自分の命の未来をどう選ぶのか」を考える内容へとアップデートされています。

展示のラストは「ZONE3 1000年後のいのち”まほろば”」では、アンドロイドと生身の人間の隔たりがなくなった進化した人間=ミレニアムヒューマン「モモ」が登場します!

昨年観た際はそのスケールに圧倒されましたが、こうしてまた見られる日が来るとは!


動きもさらに進化しているように感じます。
再びこの姿を見られたことに感慨深い気持ちになりました。
「未来はこうなる」ではなく、「未来はどうなるのか」を問いかける展示

内覧会に先駆けて記者発表会では、内田まほろさん(MoN Takanawa: The Museum of Narratives アーティスティック・ディレクター)、栗林和明さん(CHOCOLATE Inc. 取締役/チーフコンテンツオフィサー)、石黒浩さん(大阪大学教授/ATRいのちの未来研究所客員所長)、ジェミノイドHI-6(通称:イシグロイド)が登壇しました。
万博の展示を再現するだけではない。「もう一歩深く考える」体験へ

MoN Takanawaのアーティスティック・ディレクター・内田まほろさんは、本展について「万博そのままの再現にとどまらず、万博での感動をもう一歩深く感じていただくために、新たな3つの体験を用意しました」と話します。
その3つとは、
- 50年後の未来を描く、新たなシナリオ
- 夏目漱石のアンドロイドとの対話体験
- 展示体験を持ち帰るためのオリジナルグッズの拡充
さらに内田さんは、「演劇や映画、イマーシブ体験とも少し違い、登場するのはすべてロボットだけという、新しい形のエンターテインメントです」と話しました。

シナリオ制作を担当したCHOCOLATE Inc.取締役・チーフコンテンツオフィサーの栗林和明さんは「石黒先生と出会って『未来はこうなる』という答えを提示するのではなく、『未来はどうなるのだろうか』という問いを提示することが一番大事だと仰っていてその思いを大事にしています」と、今回の展示で大切にしたことを語りました。
また内田さんによると、「アンドロイドの動きはこの1年でかなりバージョンアップしています」とのこと。実際に見ていても、表情や目線、呼吸を感じさせるような細かな動きは以前にも増して自然になっていました。万博で見た人でも、新しい発見がありそうです。
「50年後」ではなく「5年後」かもしれない未来

大阪大学教授であり、「いのちの未来」を監修する石黒浩さんは、今回のアップデートについて「万博では50年後の未来として描いていましたが、もしかしたら5年後くらいの近い未来として考えてもいい時代になってきました」と説明。
生成AIの急速な進化やロボット技術の発展を見ると、その言葉には大きな説得力があります。遠い未来のSFではなく、すぐそこまで来ている近未来として展示を見ることで、感じ方も大きく変わりそうです。
石黒先生本人と話しているような「イシグロイド」

発表会には、石黒浩さんご自身をモデルにしたアンドロイド「ジェミノイドHI-6(通称:イシグロイド)」も登場しました。
「50年後、人間とアンドロイドの区別がつかなくなったとき、生身の人間が生きる意味とは?」という記者からの質問にイシグロイドは「人間は関係性の中で存在しています。50年後も生身の人間は古い存在になるわけではありません。多様性の一部として機能するだけです。生身であることそのものに特別な意味を求めようとする発想の方が、少し表面的なんです」と語りました。

技術がどれだけ進歩したかではなく、人とアンドロイドの関係、人と人との関係がこれからどう変わっていくのか。
そして、その変化の中で自分はどう生きていくのか。答えを示すのではなく、来場者一人ひとりに静かな問いを投げかけてました。
AIと自由に会話できる「漱石アンドロイド2.0」も初登場

今回新たに加わった目玉のひとつが、「漱石アンドロイド2.0」です。(※こちらは別途専用チケットが必要)
学校法人二松学舎の協力により実現した新コンテンツで、最新AIを搭載した夏目漱石のアンドロイドと自由に会話できます。
質問すると、その場で考え、自分の言葉で答えてくれる没入型体験です。
グッズや図録も充実

会場では、
- 「いのちの未来」公式図録
- 「ドリル いのちの未来」
- 万博で人気だったグッズ
- 新デザインTシャツ
- バンダナ
- 香水「millenniums」
なども販売。
万博会場では売り切れが続出した商品も再登場しています。

最新技術に触れるだけではなく、「人間とは何か」「いのちとは何か」を改めて考えるきっかけを与えてくれる「いのちの未来+」。万博で体験した人も、初めて訪れる人も、新たな気づきを得られる展示になりそうです。
「いのちの未来+」開催概要
会期:2026年7月25日(土)~9月25日(金)
※8月3日(月)は休演予定
会場:MoN Takanawa: The Museum of Narratives(Box1000)
料金(税込) 一般:前売3,500円~/当日4,000円~、U25:2,500円、中学生以下:1,500円
※30分ごとの日時指定制
いのちの未来+|MoN Takanawa: The Museum of Narratives
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