新潟県佐渡島に「青の洞窟」がある!?
そんな情報を聞きつけてやってきたのは佐渡島の南端に位置する小木半島の琴浦。
シーカヤックで佐渡島版 “青の洞窟”と呼ばれる竜王洞(りゅうおうどう)を探検します。
ダイビングやシュノーケルなどのマリンスポーツが楽しめる「小木ダイビングセンター」では、竜王洞に向かうシーカヤックツアーが人気です。パドル操作のレクチャーを受けたら準備万端。ライフジャケットを装着して、いざ出発!
本記事は世界文化社運営のメディア「レアニッポン」
にて2018年7月に掲載されたものですが、「レアニッポン」 閉鎖に伴い、当ブログに記事を移行し加筆しました。
シーカヤックに乗っていざ出発!
穏やかな湾内から出ると潮風が強まり、波が少し高くなりました。
息を合わせてパドルを漕ぎ、少しずつ前に進みます。
岩山にぽっかりと開いた大きな洞窟が見えてきました。あれが竜王洞かっ!
ここ琴浦の洞窟群は海の浸食作用を受けてできた海食洞です。小木半島にはこうした海食洞が11か所あり、中でも琴浦には大きい洞窟が集中していて、竜王洞は佐渡島でも最大の溶岩洞窟になります。
洞窟に近づくに連れ、再び波は穏やかに。海の透明度が増し、エメラルドグリーンに変化していきました。
竜王洞に潜入!
いよいよ、洞窟内部の探検です。
洞窟内は次第に狭まります。最難関はシーカヤックでも幅がギリギリの狭い横穴。ここは、パドルを縦にしないと通ることができません。
横穴を通るときはかなりスリリング! 迫りくる洞窟の壁。まさに竜王に飲み込まれていくかのよう。
実は内部へは陸からつながる洞窟を歩いていくこともできます。しかし、狭い横穴を通って「青の洞窟」を間近に感じることができるのは、このシーカヤックツアーだけ。天候や太陽の差し込み加減で、海の色がさらに美しい青色に光り輝くそうです。
竜王洞を抜けて、気持ちいい佐渡の海を感じながら再び港へ向かいます。
自然がつくり出した、幻想的な佐渡島版”青の洞窟”、竜王洞を探検するシーカヤックツアー。
佐渡島に来たら体験してみてはいかがでしょう。
取材協力:新潟県観光協会
小木ダイビングセンター
所在地:新潟県佐渡市琴浦225-2
公式サイト:http://www.sadodiving.info/
(シーカヤックツアーは午前、午後の1日2回。料金/税込み5400円)