こんにちは、東京散歩ぽです!
港区白金台にある老舗結婚式場「八芳園」を運営する株式会社八芳園は「リニューアル計画発表会」を2024年8月22日に開催。2025年10月1日にリニューアルオープンすると発表しました。
「日本の、美意識の凝縮」をコンセプトにリニューアル
この日は株式会社八芳園 代表取締役社長の井上芳則さんが登壇してリニューアルの概要を説明しました。
「日本の、美意識の凝縮」をリニューアルコンセプトに、既存建物を改修して日本文化と現代技術を融合して次世代へ繋げるとしています。
メインエントランスの外観は福岡県大川市の伝統工芸「大川組子」を取り入れ、八芳園の歴史ある庭園と融合する空間に一新されます。エントランスからはエスカレーターで直接上層階に移動することができるそうです。
エントランスアプローチのデッキスペースから八芳園の庭園を眺めることができるそうです。
メインロビーは日本庭園と建物の境目を限りなくなくすことを目的に全面改装。水墨画家の小林東雲さんや大川組子職人の木下正人さん、木工職人の西田政義さんとのコラボレーションによる、伝統とモダンが共存する美しい空間が誕生します。
メインラウンジからも八芳園の庭園を気持ちよく眺められるそうです。
ブライダル事業は「ライフイベントプロデュース事業」へとシフトし、2025年3月には独立型挙式会場の「Celebration Hall -The Garden- 」が竣工します。
80名が着席できるこちらの会場では、結婚式をはじめ様々なライフステージのお祝いする「生涯式場」としての利用や、入社式などビジネスシーンでの利用も可能です。
ミーティング、コンベンション、イベントなどが開かれるMICE施設は15会場から11会場へと絞り込まれています。
5階には黒を基調としたデザインで統一したクラブフロア「STUDIO KOKU」は正面に20m、側面に7mのLEDモニターを常設した160名が着座できる(横使い)会場です。
6階のパーティフロア「HALL HAKU」は5階と階段でつながっていて、2フロア同時利用も可能となるそうです。
グランドオープンと同時に、八芳園のすべてのメニューが一新され、ムスリム専用キッチンが新設されます。これにより、多様な食のニーズに対応できる環境が整備されます。
オールデイダイニング「FUDO 風土」では、厳選された食材の魅力を最大限に引き出し、日本各地の風土や季節感を表現した特別な一皿が楽しめるそうです。
今回のリニューアル期間は2025年2月1日〜9月末までを予定していて、宴会場用途としては日本初の「ZEB Oriented認証」取得を目指すとしています。
「高輪ゲートウェイ」に2つの施設がオープン
今後は八芳園の敷地外にも新たな施設が誕生します。
「高輪ゲートウェイシティ」29階には「割烹 BUTAI」が2025年8月にオープン予定。日本の食文化の魅力を体験できる新しいスタイルに・江戸の食、道具にフォーカスして新発見をお届けする新たな割烹料理店となるそうです。
さらに「高輪ゲートウェイシティ」1階には「八芳園洋菓子店」が2025年10月にオープン予定。
日本各地で出会う生産者の方々から届く、未利用のフルーツやなかなか手に入らないフルーツを使って様々なシーンを彩る洋菓子をお届けするパティスリーとなるそうです。
八芳園エリアプロデュース
さらに創業100周年に向けて、八芳園が持つノウハウとリソースを活用した「八芳園エリアプロデュース」を展開することが発表されました。
地域の文化や自然資産を守りつつ、それらを新たな形で発展させることで、観光産業や地域経済の持続的成長を目指すこちらの事業。
その第1弾として、福岡天神エリア「警固神社」をプロデュース。交流文化創造拠点として、より多様な人々との交流が生まれる場にアップデートした次世代型総合会場「THE KEGO CLUB by HAPPO-EN」を新設して、天神の歴史と文化を重んじつつ、宴会や料理の提供など非日常体験をプロデュースすることで、この地に新たな交流を生み出すし、雇用や利益の創出に取り組むとしています。
八芳園が持つ伝統を大切にしながらも、次世代へと繋げる新たな価値を創造する試み。2025年10月のリニューアルオープンが待ち遠しいですね。
画像提供:八芳園
八芳園
所在地:東京都港区白金台1丁目1−1
八芳園(公式サイト)
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