築84年 最後の同潤会上野下アパートが間もなく解体

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上野にある同潤会上野下アパートを見に行って来ました。

最後の同潤会アパートは5月11日から解体が始まります。

築84年。最後の同潤会アパート

同潤会アパートといえば、表参道ヒルズが建つ以前にあった同潤会青山アパートが印象的ですよね。同潤会は関東大震災からの復興支援のために設立した団体で東京、横浜に16のアパートメントが建設されました。

上野下アパートは現存する最後の同潤会アパートです。

こちらは中央の門。ものすごい存在感!
以前、本郷をさんぽした時に遭遇した本郷館もすごかったなあ。

上野下アパートのプレートもだいぶ古いもの。

鉄筋コンクリート建築で84年前としてはかなり先進的な建物だったでしょうね〜。

5月11日には解体作業が始まるため最後の住民の方々の引越しが急ピッチで行われていました。

僕らの他にも最後の勇姿をカメラに収めようと見学してる方がいらっしゃいました。

4階建の上野下アパート。2年後の夏には地上14階。地下1階のマンションとして生まれ変わります。

建物の東側。写真左側の理容店はこの取材の翌日でこちらでの営業を終了しました。店主の方はここに50年以上住んでいて今後は近くの仮店舗で営業を続けるとか。頑張って欲しいなあ。

最後の「同潤会」近く解体…84年の歴史に幕 : 住宅・不動産ニュース : ホームガイド : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

東京大空襲でも難を逃れ、昭和、平成と数多くの方がここで生活し多くのドラマが生まれたことでしょう。古い建物が壊される時ってやっぱり寂しい気持ちになりますよね。しかし老朽化し耐震面を考えると致し方ないところです。

同潤会の記憶は新たな建物と住んでいた方々によって語り継がれることでしょう。


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