こんにちは、東京散歩ぽです。
去る5月26日(金)、渋谷にあるファンコミュニケーションズ株式会社様の会議室をお借りして4回目となる「地域ブロガーの会【2017Spring】」を開催しました。
月末の多忙の中、今回も20名以上の地域ブロガー、自治体、企業の方々にご来場いただき、ありがとうございました!
チャンバラ合戦-戦IKUSA- ゆうせいさん
まずは以前、当ブログでもご紹介した今、注目の地域創生イベント「チャンバラ合戦-戦IKUSA-」で奮起するゆうせいさんによるオープニングセッション。
7月2日には大井競馬場で大規模チャンバライベント「合戦フェス」が開催されます。
成田リポート ウッチーさん
もともとは前回の「地域ブロガーの会」に登壇予定だった「成田リポート」のウッチーさん。
直前に、インフルエンザになってしまい、今回はリベンジ参戦となりました。
成田リポートのマスコットキャラクターの成り立ちから、誰もがつまずく地域ブロガーの悩みを共有して、その対処方法などを披露しました。
茨城県広報監・取出新吾さん
茨城県広報監の取出さんによるセッションでは、「役所が情報発信がヘタクソな理由」というタイトルでなかなか普段聞けないような自治体との付き合い方や地域ブロガーに期待することについて、とても興味深いお話をしていただきました。
役所の情報発信がヘタクソな理由は「公平性の呪縛」
今回の資料は取出さんが普段、公務員向けの研修としても話されている内容です。取出さん曰く、自治体は公平中立性を重視しなければならないと思い込んでいる人が多いあまり、結果的に地域をアピール出来ていない=有益な情報を発信できていないのだそうです。
みなさん一度は市民報などを見たことがあると思いますが、どのページもほとんど、同じスペースでレイアウトされてますよね。スライドの11ページにあるように市民全員の生命と財産を平等に守らなければならないと思い込んでいるお役所の人がとても多いそうです。
でもちょっと待って!もっと自由に自治体が街の魅力を前面に情報発信できれば、街の活性化に繋がって街の収益に繋がるんじゃないの?というのが取出さんの考え方。
地域ブロガーが情報発信の一翼を担える
取出さんはブロガーと公務員の違いとして、ブロガーは「公平性を強く、求められていない」「制約が少ない」「厳しくチェックされない」「特定の読者目線で書ける」という4点を挙げました。
自治体は公平性は打破できたとしても、様々なしがらみや制約が多いのも事実です。そこで、存在感を発揮できるのが僕ら地域ブロガー。
以前からも言ってますが、その地域の情報を自ら発信できるキーマンがいるか、いないかが少子高齢化を迎える今後、街の発展を左右するくらい重要になってくると思ってます。もちろんマスメディアも必要ですが、もっとローカルな情報を市民目線で伝えられる地域ブロガーが情報発信の一翼を担えるのではないかと感じています。
最後に取出さんは「僕らが出来ない、まちの魅力を自由にもっとわかりやすく、伝えてください」と話しました。また役所との付き合い方については「一部の役所の人はブロガーと会ってみたい人もいる、広報やシティプロモーションに自分から連絡を取ってみるのもいいのでは?」とアドバイスしました。
もっと詳しい事例などの内容は取出さんが昨年、出版したこちらの本が参考になります。
地方創生時代のための IT を活用した情報発信ガイド (OnDeck Books(NextPublishing))
会の後半は恒例の懇親会でみなさん交流を図りました。
今回もかなり濃い内容でお送りした「地域ブロガーの会」、
次回は8月か9月かな?リニューアルも考えてますので次回もお楽しみに!!