『ジブリの大博覧会』レビュー・ネコバスが乗り放題!ジブリ宣伝の歴史を顧みてきた

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初めて借りたレンタルビデオは『風の谷ナウシカ』です東京散歩ぽです。
2016年7月7日(木)から9月11日(日)まで六本木ヒルズ展望台の東京シティビューで開催中の『ジブリの大博覧会』に行ってきました!見所などをお伝えします!

ジブリの宣伝の歴史がわかる博覧会

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今年2016年は『天空のラピュタ』が公開されてから30周年なんですね。今回の展示はその2年前に公開された『風の谷のナウシカ』から最新作の『レッド・タートル』までのポスターや新聞広告などジブリの宣伝の歴史がわかる展示会となっています。

なので、三鷹の森ジブリ美術館のように原画がたくさんあるわけではなく、どちらかというとちょっとやや大人向けの展示会かなという印象。ちなみに『ジブリの大展示会』自体は撮影禁止です。

個人的に面白かったのはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー糸井重里さんの宣伝コピーについてのFAX(書簡)が展示されていてそのやりとりを見ることができます。糸井さんは言わずもがな『となりのトトロ』ではお父さん役の声優をしてたわけなんですけど、その『となりのトトロ』から『もののけ姫』までの宣伝コピーを担当していたのも糸井さんでした。特に『もののけ姫』のコピー「生きろ」までに行き着くまでの二人のやりとりは、かなり悩み抜いたんだなという印象があります。この辺はメイキングの『もののけ姫」はこうして生まれた。』でも語られていましたね。

また『千と千尋の神隠し』でアカデミー賞長編アニメ賞で受賞した時のオスカー像や第52回ベルリン国際映画祭で受賞した金熊賞も展示されていてなかなかお目にかかれない品々が多く展示されてました。

ネコバスは大人も子供も大人気

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『ジブリの大博覧会』の最後は大きなネコバスが登場!ここは撮影自由なので、皆さん記念撮影をしてました。中もしっかり作り込まれていてフワッフワのネコバス乗車体験ができますよ!テイルランプがネズミだったり、行き先の「六本木」の「木」だけが逆になってるのもかわいい(^^ )

空とぶ機械達展も同時開催

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行ってから初めて知ったのですが同時に「スタジオジブリ空とぶ機械達展」という展示会も開催していました。こちらの展示は撮影OK。

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ジブリ作品にはたくさんの空を飛ぶ機械が出てきますよね。こちらの展示は『天空の城ラピュタ』を中心にこれまでジブリ作品で描かれてきた機械の絵や模型などが展示されています。ラピュタ冒頭のこの神話の世界観、僕大好きなんですよね〜(^^ )

ラピュタのオープニングで出てくる風車たち!

東京散歩ぽさん(@tokyosanpopo)が投稿した動画 –

久石譲さんの音楽に合わせてこの機械仕掛けの風車とか、当時は見るだけでも「何かがはじまるワクワク感」が堪らなかったです!

大きな飛行船が飛ぶ

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撮影可能なスタジオジブリの 空飛ぶ機械たち展 大きな飛行艇の模型が良くできてる!

東京散歩ぽさん(@tokyosanpopo)が投稿した動画 –


広間には大きな飛行船の模型が上下に浮遊してます。これよくできてるな〜。

なんていうか小さなプロペラがたくさん付いていたりとか、空とぶ飛行艇なのにオールが付いていたりとか、現実的にはありえないような設定も宮崎さんの手にかかると、なぜかそれっぽく見えてしまうところがものすごいところですよね。ちなみに夜間はライトアップされてとても綺麗なのだとか。

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外国からのお客さんも多くてやはりジブリは世界的に日本を象徴する映画作品なんだなあと実感しました。

9月公開の『レッドタートル ある島の物語』はアーティスティック・プロデューサーに高畑さんが名を連ねてますが、スタジオジブリの映画制作部門はすでに解散し、事実上ジブリで作られる長編作品はもう見ることはなさそうです。『ジブリの大博覧会』はちょっぴり寂しさも感じながらもこれまでのスタジオジブリの歴史を顧みることができる展示会になってますので機会があれば是非見に行っていてくださいね!

ジブリの大博覧会

会期:2016年7月7日(木)〜9月11日(日)(会期中無休)
開館時間:10:00〜22:00(最終入場21:30)
入場料:一般1,800円、学生1,200円、子供600円、シニア1,500円

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