【動画配信あり】映画「ムーンライズ・キングダム」を観た感想

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今年2本目の映画はウェス・アンダーソン監督作品の「ムーンライズ・キングダム」を見てきました。

2012年カンヌ国際映画祭のオープニング作品です。

2013-02-11 11.29.15

 駆け落ちするのは12歳の少年少女

ストーリー:1960年代ニューイングランド島。自分が養子だということを寂しいと感じながらボーイスカウト活動をしていたサム(ジャレッド・ギルマン)は、常に本を読んでいる少女スージー(カラ・ヘイワード)に恋をする。キャンプでの生活になじめない二人は文通を始め、キャンプから勝手に抜け出し森で自由気ままに過ごしていた。一方、村では保安官(ブルース・ウィリス)やスージーの両親(ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンド)らが、二人を捜していたのだが…。 (シネマトゥディ あらすじより)

12歳の少年と少女が駆け落ちをして、この島に住んでいる大人たちを巻き込んで大変な混乱を招くのですが、一番しっかりしているのは子供たちだったりします^^;12歳の頃ってかなり世界が狭くて、隣町に行くのも結構な冒険だったり、いけないことだと分かってるんだけど、親との約束を破ったりと子供と大人の中間、いわゆる「思春期」の甘酸っぱさを見事に映像化していました。

監督は「ダージリン急行」「ファンタスティック Mr.FOX」のウェス・アンダーソン。はじめてこの監督の映画を見たんですが、詩的でコミカルな独特の世界観に一瞬で引き込まれました。レールを多用して流れるようなオープニングは紙芝居の様。豊かな色彩の衣装や小気味いい音楽、ストーリーの流れやちょっぴり引くくらいのブラックジョークは次世代のティム・バートンの誕生を予感させます。エンドロールを見てこの監督さんのサービス精神の旺盛さがよくわかりました^^

登場する俳優陣も豪華。村の保安官にダイハードシリーズのブルース・ウィリス。頼りないボーイスカウトの隊長に「ファイトクラブ」のエドワード・ノートン。少女の父親役に「ゴースト・バスターズ」「3人のゴースト」のビル・マーレーと主役級の俳優が脇を固めて作品をもり立てます。

ブルース・ウィリスは近々、「ダイ・ハード/ラストデイ」が封切りですよね。どちらも同じ警官役ですが、しっかりと作品の色に染まってるのはやはり名優ですね^^ビル・マーレーも個人的に大好きな俳優なので久々にスクリーンで見れて良かった^^

本年度のアカデミー脚本賞にもノミネートされたそうですね。アンダーソン監督の今後の作品も要注目です。

映画『ムーンライズ・キングダム』の見逃し動画配信はこちら!(字幕)

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