映画好きの東京散歩ぽです!
エマ・ワトソン主演、2017年11月10日(金)全国公開の映画『ザ・サークル』のブロガー向け試写会に参加して一足お先に観てきました。
原作はピュリッツァー賞ノミネート作家デイヴ・エガーズが2013年に発刊した小説「ザ・サークル」。
舞台となる超巨大SNS企業「サークル」はアップルやFacebookのような広いオフィスを構える最先端のIT企業。誰もが憧れる優良企業と思いきや、なんでもSNSで共有する社風の気味の悪さは主人公のメイ(エマ・ワトソン)ならずとも、誰もが感じるところでしょう。
違和感を感じながらも憧れの企業にやっと入社したメイは自分の役割をこなすうちにすっかり「サークル」の一員に。
自分の全ての生活を24時間SNS上で生中継する新サービス「シーチェンジ」のモデルケースに抜擢され、人生があらぬ方向へ向かいます。メイが最後に取った行動とは・・・!
エマ・ワトソンとトム・ハンクスが初共演
本作では今年大ヒットした『美女と野獣』のエマ・ワトソンと「サークル」の創始者イーモン役にはアカデミー賞俳優の名優トム・ハンクスが初共演しています。
二人とも今までのイメージと異なるキャラクターを演じていて、とても魅力的でした。
試写会後はブロガーであり作家のはあちゅうさんと映画ソムリエの東 紗友美によるトークショーも開かれました。
印象的だったのは「自分がどれくらいSNS中毒なのか測れる映画」と言ってた、はあちゅうさん。自分のリテラシーと照らしわせながら観てみるのも楽しいかも。
全てが「見える化」した世界はどうなる?
劇中、「いいことも悪いことも全て共有(シェア)することが正義。」ということが繰り返され、サークルの社員たちは全てを共有しています。「全てが見える化した世界」を目指すと。
現代は情報化が進み、以前よりもネットで調べれば大概のことが分かるので、すごく便利な世の中になりました。
今後も映画の様に少なからず「見える化」した世界が進むでしょう。しかし、それはいい面ばかりとは思えません。時にはその人の人生を左右してしまう場合もあるでしょう。
サプライズは人生のスパイスと思っている僕は、全てが見える化していない世界が好きです。映画を観るときも口コミは観ないし、スマホの発表会も事前にスペックを知ってたら面白くないんですよね。いつまでもワクワクしたいしドキドキしたい。
「全てが見える化」していく今後「いかに知らないでいられるか」なんてことを考えながら本編を観ていました。
映画『ザ・サークル』の見逃配信はこちら!(吹き替えあり)
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