箱根ポーラ美術館で「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」展が開催 レストランでは特別メニューも

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こんにちは東京散歩ぽです!
今回は2016年9月10日(土)から2017年3月3日(金)まで箱根のポーラ美術館で開催されている「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線」展の初日プレスツアーに参加してきました。

箱根のポーラ美術館へ

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箱根仙石原にある「ポーラ美術館」へやってきました。箱根登山鉄道強羅駅から路線バスで約13分。高速バスだとバスタ新宿から箱根桃源台行きの高速バスに乗り、千郷楼前で路線バスに乗り換えても2間弱で到着します。森に囲まれたポーラ美術館、バスから降りると、ふんわり温泉の香りが爽やかな風に乗って吹いてきます。

ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線

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現在こちらでは2016年9月10日(土)から2017年3月3日(金)まで「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線」展が開催中です。入り口には展示の中心となるフランスの画家、アンリ・ルソーの代表作『エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望』のパネルを前にベレー帽とパレットと筆を持って写真を撮れるフォトスポットがあります。

「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線」展は都市の外郭が変化し、中産階級が中心を占める城郭都市の周辺に数多くの労働者や移住者が住み付く郊外が生まれ大きく変化した20世紀初めの、パリとその郊外を題材にした風景を写し取ったアンリ・ルソー、レオナール・フジタ(藤田嗣治)そして「近代写真の父」と呼ばれるウジェーヌ・アジェの作品が中心の展覧会です。

今回はプレスツアーということで中の様子を特別に撮影できました。それでは展覧会の模様をご紹介します。

パリの境界線をなぞる

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税関史として働きながら絵を描き、ジャングルの画家として知られるアンリ・ルソー(1844-1910)

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今回の展示ではルソーの10点の絵画が展示しています。同じくピカソの初期の作品も展示されルソーとピカソが描いた世紀転換期の風景画に焦点を当てています。ルソーは新しく生まれた郊外の風景を、ピカソは世紀末の都市風景とそこに暮らす退廃的な生活者や異邦人たちを描きました。

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エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望

こちらはパリ万博が開かれた頃の作品、堂々としたエッフェル塔と夕焼けが印象的な作品です。

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1905年〜1910年頃の作品『シャラントン=ポン』

今回のルソーの作品には人が背を向けて同じ景色を見てる様子が描かれているのがとても印象的でした。ルソーといえば個人的には「夢」の印象が強くでジャングルをテーマにした画家と言うイメージが強かったのですが、今回このパリの境界線を切り取った作品はとても新鮮です。

フジタ、アジェのパリ

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東京生まれで1913年に渡仏し、その後、エゴール・ド・パリの代表格として人気を博したレオナール・フジタ(藤田嗣治)(1886-1968)の作品は初期の風景画を含め65点。

役者と画家を挫折しその後、職業写真家を志し「近代写真の父」と謳われたウジューヌ・アジェ(1857-1927)の作品は約120点展示してます。

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アジェは芸術家の制作の資料となる写真やパリの街並み、職人の姿など変わりゆく「古き良きパリ」を丹念に記録しました。現実を写しながらも非現実的な世界を感じさせる作品は、一枚一枚しばらく見入ってしまうほどの魅力があります。

「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線」展は新しく変わりゆくパリの時代の境界線をテーマに集められた素晴らしい作品の数々と、既存のアカデミックな芸術の境界線を超えた独創的で型破りな芸術家たちについても深く知ることができる素晴らしい展示でした。

レストラン「アレイ」では特別コースメニューが堪能できます

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ポーラ美術館に併設されているレストラン「アレイ」では今回の展示にちなんだ特別コース「ルソー、フジタ、アジェのパリ」の特別コースメニューを提供しています。(価格は2,880円税込)

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オードブルは「フォアグラとリンゴのテリーヌ アンディーブのサラダ添え」。テリーヌはルソーの『エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望』の橋をイメージした一品。

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メインディッシュは「イベリコ豚のポワレ ゆず胡椒ソース」。

フジタをイメージしてフレンチジャポネに仕上げた一品。美味しそう(^^ )メインは450円をプラスすると「オマール海老のナージュ」に変更できます。

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デザートは「チョコレートとバナナのクレープ」。

アジェが好んだというクレープをチョコとコーヒームースとキャラメリゼしたバナナで仕上げた一品。

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この日はプレスツアーということで、コース料理ではなく軽食が出たのですがホテルのレストランのような雰囲気でびっくりしました。またカフェ「チューン」ではケーキセットもあるので鑑賞後の休憩に良いですね!

常設展も見所満載のポーラ美術館

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ポーラ美術館の常設展ではゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソなど西洋近代絵画のコレクション約400点も収蔵されていて豪華なひと時が味わえます。所蔵作品展示室の一部の作品は撮影可能のなったのでこんな写真を撮ることもできますよ!こちらはクロード・モネの「バラ色のボート」。

まとめ

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箱根は何回も来てるのですがポーラ美術館は今回初めてでした。緑の囲まれながら世界的な美術に触れられてすごくいいですね!この日は行けませんでしたが、ポーラ美術館には野鳥やブナ・ヒメシャラが群生する森の遊歩道「風の遊ぶ散歩道」がさんぽするのにとても良さそう!また機会を見つけて行ってみたいです。

ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線

会期:2016年9月10日(土)~2017年3月3日(金)
会場:神奈川県 箱根 ポーラ美術館
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:大人1,800円 65歳以上1,600円 大学・高校生1,300円 中学・小学生700円
※会期中展示替えあり
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