こんにちは、東京散歩ぽです。今回は座喜味城のほど近くにある「やちむんの里」で沖縄の焼き物『やちむん』を焼く登窯(のぼりがま)を見てきましたよ!
やちむんの里とは?
那覇空港から車で約50分。沖縄の焼き物『やちむん』を作る陶芸家の工房が多く集まるこちらが読谷村のやちむんの里です。15の工房とショップやギャラリーが軒を連ねます。ショップでは各陶芸家が作ったやちむんを直接買うことができますよ!
宮城須美子さんの宮陶房へ
人間国宝である金城次郎さんの娘さん、宮城須美子さんの工房「宮陶房」へ来ました。以前、沖縄に来た際に那覇市のやちむん通りで宮城須美子さんのコーヒーカップを購入して以来、すっかりファンになりました。
色とりどりのやちむん。かわいい魚紋がトレードマークです。
父の金城次郎さんゆずりの魚紋の平皿も見事な仕上がりです。
蟹の茶碗もかわいかった(^^ )今回は湯飲みを2つほど購入しました。
(故)金城次郎の長女、宮城須美子作の沖縄陶器|沖縄の陶器(やちむん)、伝統工芸品、特産品の店舗・通販での販売専門店「琉かな」
zenkana.ocnk.net
登窯(のぼりがま)
ここやちむんの里には4つの登窯(のぼりがま)があります。
今回はそのうちのひとつ「読谷山窯」を見ることができました。
登窯は文字通り、斜面に沿って登るような構造の窯で下から薪を燃やしていきます。火をくべる部分は1カ所ですが、斜めに上がっていく釜の作りになっていて、火窯から近い部分と遠い部分で焼き上がりが変わる様になっています。
こちらから薪を入れ4日間燃やし続けるそうです。上の天井はすすで真っ黒でした。
反対側にはやちむんを入れる部屋が数カ所ありました。窯の火入れの際は手前にあるレンガで入口を塞ぐそうです。
窯の中を見てみるとやちむんを置く棚もちゃんとありました。
丁寧にやちむんを作るために工夫されて作られた貴重な登窯を見られて良かったです。
ギャラリー囍屋(きや)へ
登窯を見終わって少し行くと鬱蒼と生い茂る小径があります。ここを進んでいくと…
こちらは大嶺實清さんの作品が展示されている「ギャラリー囍屋(きや)」。
大嶺實清さんの作品は「ペルシャブルー」と呼ばれていて、鮮やかな青のやちむんが特徴的です。
こちらのギャラリーは靴を脱いでお邪魔します。まだ新しいようで自然光がたくさん入って居心地が良かったです。
それにしてもこの「ペルシャブルー」は不思議な魅力があります。
テラスには作品を見ながら休憩できるスペースもありゆったりした時間が流れてました。またここは訪れたいな。
まとめ
やちむんの里はいくつもの焼きものショップがあり、職人さんが一生懸命土をこねている姿も見ることができました。模様や色使いが鮮やかで使えば使うほど愛着が湧いてくる沖縄のやちむん。全て一品ものなので自分だけの作品が見つかるかもしれません。
この記事は「きらッコノート」の「生き続ける日本の心。介護士さんに教えたい伝統工芸品の魅力が分かる記事特集」で紹介されました!
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