こんにちは、東京散歩ぽです!
東京都多摩市で開催される映画祭「第24回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」が2014年11月22日(土)から11月30日(日)まで9日間に渡って開催されています。
今回はその中でも最も注目度の高い「第6回TAMA映画賞受賞式」を取材することができました。
熱気あふれる受賞式の模様をお伝えします!
TAMA CINEMA FORUMとは?
TAMA CINEMA FORUMは1991年に多摩市制20周年記念事業として始まった映画祭です。毎年11月に東京都多摩市の多摩センター、永山、聖蹟桜ヶ丘で開催され、多摩地域の映画ファンからなるTAMA映画フォーラム実行委員会によって「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる“いきのいい”作品・監督・俳優」を選考する本年度国内最初の映画賞です。
今回は多摩市にあるパルテノン多摩大ホールにて2014年11月22日に開催された第6回TAMA映画賞授賞式にプレスとして取材することが出来ました。それでは今回発表された映画賞をひとつずつご紹介します。(撮影協力:宮)
最優秀新進男優賞
太賀 さん(ほとりの朔子、男子高校生の日常、人狼ゲーム、MONSTERZ モンスターズ、私の男、スイートプールサイド)
上下の黒のスーツで登壇したのは太賀さん。
「今まで自分自身のことを余り信じきれなくて、ただ闇雲にやって来た中でこの賞を頂けたのは本当に嬉しいです。」とコメント。今後の活躍が楽しみな俳優さんです。
菅田将暉 さん(そこのみにて光輝く、男子高校生の日常、陽だまりの彼女、闇金ウシジマくん Part2)
同じく最優秀新進男優賞を受賞した菅田将暉さんは「太賀とは仲が良くて太賀が受賞して本当に嬉しいです。」とコメント。
「そこのみにて光輝く」で共演した綾野剛さんを「兄貴」と慕っているとか。存在感があって独特な雰囲気で会場の魅了していました。
最優秀新進女優賞
門脇麦 さん(愛の渦、闇金ウシジマくん Part2)
オレンジのノースリーブワンピースで登場したのは門脇麦さん。
「愛の渦は年明けすぐの撮影で役が自分に務まるのかお正月はずっと悩んでました。」とコメント。
「愛の渦」では難しい役どころを見事に演じきっての受賞。年明けには新作「アゲイン 28年目の甲子園」の公開が控えています。
能年玲奈 さん(ホットロード)
花びらのような白のブラウスに淡いブルーのスカートで登場したのは最優秀新進女優賞を受賞した能年玲奈さん。
「今回の作品は観てくださる方がいるから成立するんだなと再確認しました」とコメント。
朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で一躍スターダムを駆け上がった能年さん。「ホットロード」では全くタイプの違う和希を好演しました。年末には「海月姫」の公開が控えており、また新たな役柄に挑んでいます。
最優秀新進監督賞
坂本あゆみ監督(FORMA)
「二十歳の頃にTAMAニューウェーブを受賞して自信になりました。」とコメントしたのは最優秀新進監督賞を受賞した坂本あゆみ監督。「FORMAは見ている側を突き放して作りました。今後もいい意味で見ている側を裏切りたいです」とコメント。
劇団ひとり監督(青天の霹靂)
受賞後、感極まったおやくそくのネタで会場を沸かせた劇団ひとり監督(^^ )
「37年間人生で学んだことを全てそそぎこんだ作品です。多くの人にこの作品を愛してもらえたら嬉しいです。」とコメント。
次回作は多摩を舞台に作りたいとのリップサービスも!是非実現して欲しいですね!
特別賞
蔦哲一朗監督・キャストのみなさん
『祖谷物語 ~おくのひと~』
蔦監督は「自主制作・自主上映のこの映画が特別賞に選ばれて本当の嬉しい。舞台となった徳島の方々と大地に感謝します。」とコメント。
最優秀男優賞
大泉洋 さん(青天の霹靂、清須会議)
「当代随一のコメディ俳優へと階段を駆け上がった」という受賞理由にやさしく噛み付いた最優秀男優賞の大泉洋さん。
「清洲会議も晴天の霹靂も本当に大変でした。評価してもらえて嬉しい」とコメント。
途中からは劇団ひとり監督も飛び入り「晴天の霹靂」内で見せた名コンビぶりで会場は大爆笑の渦に包まれました^^
妻夫木聡 さん(ぼくたちの家族、清須会議、ジャッジ!、小さいおうち、渇き。、STAND BY ME ドラえもん、舞妓はレディ)
シックな黒のジャケットで登壇した最優秀男優賞の妻夫木聡さん。「石井監督と一緒に仕事をしてみたかったのでその作品で評価いただけたのは光栄です。」とコメント。
最優秀作品賞を受賞した石井裕也監督とは年末に公開される「バンクーバーの朝日」で再びタッグを組みます。
最優秀女優賞
二階堂ふみ さん(私の男、ほとりの朔子、渇き。、四十九日のレシピ)
この日は仕事のため受賞式には参加出来ませんでしたが、3年前にはTAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞してこの映画祭とは縁が深い二階堂ふみさん。
11月23日(日)にはパルテノン多摩 小ホール 第2部にて「二階堂ふみ特集」が上映され登壇が予定されています。
池脇千鶴 さん(そこのみにて光輝く、潔く柔く、くじけないで、神様のカルテ2)
シックなミニのワンピースで登壇した最優秀女優賞の池脇千鶴さん。
「この作品(そこのみにて光輝く)は少ない予算で小さな作品でしたがとても頼もしいスタッフ・キャストに囲まれて支えられたと思います。」とコメント。
最優秀作品賞『ぼくたちの家族』 石井裕也監督
最優秀作品賞を受賞した石井裕也監督は「とことん家族に向き合った小説が原作で、原作者の早見さんがたどったところを回って脚本を作りました。」とコメント。
妻夫木さんからは「判断力がすごくて一緒に戦ってくれる監督というイメージ」と石井監督を振り返ってました。
最優秀作品賞『野のなななのか』
大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同
前作「この空の花 ー長岡花火物語」に続いての最優秀作品賞を受賞した大林監督。サプライズで村田雄浩さん、常磐貴子さん、寺島咲さんが登壇しました。
北海道央の芦別市民と一体となって自主制作、上映をして来たこちらの作品。同じく来場した芦別市民の方々と喜びを分かち合ってました。
これからの日本映画を背負う俳優と監督、また一線で活躍する俳優と監督が一同に介した「第6回TAMA映画祭」。1500人近く入る会場は大きな熱気に包まれていました。授賞式にはピューロランドからハローキティが花束のプレゼンターに大活躍していましたよ!
多摩市はロケーション撮影に適した環境でこれまで数多くの映画やテレビドラマのロケ地として使用されています。今回受賞した作品の中にもロケ地の市民と一体となった映画が多く受賞しました。市民が選ぶ市民の映画祭。今後も市民と共に大きく歴史を刻むでしょう。