こんにちは、東京散歩ぽです。
今回は超音波でワインをヴィンテージワインのように熟成させる次世代家電「SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)」を体験してきました!
SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)
このSONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)はこれまでのデキャンティングとは違った科学的なアプローチでお酒のポテンシャルを引き出す次世代家電で、2016年9月にクラウドファンディングの「MAKUAKE」で600%の支援を達成し、昨年12月に一般販売されました。
本体は筒状になっていて、一般的なワインボトル750mlが収まるサイズです(高さ38cmx横16.5cmx奥行17cm)
本体の重さは2.2キロ。ホワイトとブラックの2色展開です。
1番の特徴は特許技術の超音波で5分〜20分ほどワインに使うと、長い年月をかけたヴィンテージワインのように熟成効果を実現することです。ワインの他にもウィスキーの長期熟成したまろやかさになり、日本酒は口あたりがなめらかになるそうですよ。
従来のデキャンターは空気に触れさせることで酸化を促してますが、「SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)」は従来の空気を触れさす方法とは全くの真逆で、超音波の振動により、細かい気泡で空気を攪拌することによって酸素を抜くんですって。
ワインなら酸化させることなく白ワインなら15分、赤ワインなら20分で味と香りを引き立てます。
ちなみにシャンパンやスパークリングワインなど、炭酸入りのお酒は炭酸が抜けてしまうので、炭酸入りのお酒には向いてないそうです。
味博士による検証結果
この日は、慶應義塾大学の研究員でAISSY株式会社の鈴木隆一さん(味博士)が人工知能(AI)で味覚を分析・数値化する「味覚センサー レオ」で「SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)」に20分かけた赤ワインを分析した結果が発表されました。
その結果はこちら!
なんと甘みが15%増加!
酸味が2%、苦味が4%減少して、ワイン本来の隠れた甘みが引き出される結果となったそうです。
これはなかなかすごい変化なのでは!
実際にテイスティングしてみた
ということで、SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)にかけたお酒を実際にテイスティングしてみました。
左から(オリジナル・5分・10分・15分・20分)と5分づつかけた赤ワインの「カベルネ・ソーヴィニヨン」をグラスに注いで味の比較をしてみました。
やはり、1番の違いがあったのは20分の赤ワイン。オリジナルと比べて、かなり口当たりまろやかになり、ワイン特有のトゲトゲしさがなくなってました。
香りも柔らかな印象に変わっていて、かなりの変化にビックリ!
続いては日本酒の「ワンカップ大関 大吟醸」。
こちらはワインほど大きな変化は感じられませんでしたが、20分よりも10分くらいのお酒の方が、香りと後味がほわっと残り美味しく感じました。
こうして自分好みのお酒を見つけるのは楽しいですね。
最後に試飲したのはウイスキーの「デュワーズ ホワイトラベル」。
これが一番、変化がわかりやすかったです。20分かけたウィスキーはオリジナルと比べて、鼻から抜ける風味の鮮烈さがより高まり、全く別物のウィスキーかと思うくらいの変化でしたよ!
SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)を導入するバーが増えてきている
最近ではSONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)をお店に導入しているバーも増えてきているそうです。
とあるお店では「飲み比べセット」など、利き酒が楽しめるお店もあるとか。
SONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)導入店
- Bar 霞町 嵐(西麻布)
- Bar Eterna(銀座)
- 原価バー GINZA(銀座)
- MEAT WINERY(秋葉原)
- コワーキングスナックCONTENZ分室(五反田)
- B.BREEZE(大阪府大阪市)
- Glocal BAR 芋vibes(熊本県熊本市)
時短でヴィンテージワインのような熟成ワインが楽しめるSONIC DECANTER(ソニック・デキャンタ)。
気になる方は一度、お試しでお店に行ってみるのもいいですね!
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