こんにちは東京散歩ぽです!
今回は東京都「多摩・島しょ魅力発信事業」「tokyo reporter島旅&山旅」のレポーターとして青梅市に行ってきました。数回にわたって青梅市の魅力をお伝えしたいと思います!
青梅線で御嶽駅へ
JR新宿駅から約1時間30分、青梅線の御嶽駅に到着しました。御嶽駅といえば標高929mの御岳山のお膝元。今まで登山といえば高尾山くらいしか登ったことのない僕らですが、今回は御岳山登山に初挑戦します!
※この記事は、reviews(レビューズ)より依頼した企画です。
バスで御岳山ケーブルカー駅へ
御嶽駅から徒歩1分のところにバス停があり、そこから西東京バスに乗って約10分。
まずは御岳山ケーブルカー乗り場を目指します。
滝本駅からケーブルカーへ
バス停から約200m歩くと御岳登山鉄道のケーブルカー乗り場「滝本駅」があり、ここから山の中腹にある「御岳山駅」までケーブルカーで行けます。
もちろん、歩いて登ることもできますが、その場合は御岳山駅まで約1時間の道のりを歩きます。
ケーブルカーの運賃は片道・大人590円(小人300円)、往復・大人1,110円(小人560円)と往復券で買うと少しお得になります。2日間有効なので山の宿坊に宿泊する方はとても便利ですね!ちなみにSuicaやPASMOでも購入できました。
また今回は利用しませんでしたが、リフトとのセット券片道・大人690円(小人400円)、往復・大人1,300円(小人750円)もありました。
2014年に運行80周年を記念してデザインが一新されたケーブルカー「武蔵(MUSASHI)」に乗って「御岳駅」へいざ出発!
御岳山ケーブルカーは高低差423.4mを約6分で上がります。
高尾山のケーブルカーは直線ですが、御岳山のは緩やかにカーブするんですね。この日は台風が近づいてて昨夜から大雨ということもあり、山頂方面は霧に覆われて全く見えませんでした。
御岳山駅から登山スタート!
ケーブルカーで「御岳山駅」に到着しました。ここから山頂までは歩いて山登りをします。
時刻は午前8時30分。まずは山頂にある武蔵御嶽神社方面へ行ってみます。神社へはここから約15分の道のりですよ!あれ、意外と近い!
朝霧の中の参道を歩きます。神社まではしっかり舗装されていてとても歩きやすいです。
こちらの御岳ビジターセンターでは御岳山の最新情報を入手できたり、スタッフさんと山中を歩くガイドウォークなども実施されています。
宿坊が立ち並ぶ参道
武蔵御嶽神社までの参道には宿坊が25軒ほど建ち並んでいて宿泊することができます。こちらの宿坊「丸山荘」さんは一泊夕・朝食付で1人8,400円(税込)より。外国からの宿泊する方も多いようです。一度、泊まってみたいな(^^ )
樹齢千年の神代欅
参道を登る途中には神代欅と呼ばれる大きなケヤキがあります。国の天然記念物に指定されているこのケヤキの樹齢は推定一千年。平安時代からこの辺りの成り行きを見守ってたんですね。
参道の商店街。この時は休業日のお店が多くてほとんど閉まってましたが雰囲気からしてレトロな商店街。休憩所からの眺めもいいんだろうな。
武蔵御嶽神社へ
商店街を抜けると武蔵御嶽神社が見えてきました!
創建は紀元前91年。関東随一の霊場として2,000年以上の歴史のあるこちらの古社は、あの徳川家康も江戸の西の守り神として崇めていたそうです。
手水舎にはペット用の水場がありました。
実はケーブルカーもペットが同乗できたりと、御岳山はペット連れには優しい環境ですね。
山門を抜け、霧の中、階段を登って拝殿へ進みます。
晴れていればこの辺からいい景色が見れたとは思いますが、こんな霧の山道を歩くのもなかなかないですよね。人の気配もなく、僕らだけがぽっかり浮かんだ天空の参道を歩いているような感覚でした。
石のベンチの両脇にいるフクロウやカッパが微笑ましい^^
途中の階段にはところどころに天邪鬼が彫られてました。鬼も雨に打たれてだいぶお疲れです。
拝殿の手前には宝物殿があり、こちらには日本三大鎧の一つで国宝の赤糸縅大鎧や金覆輪円文螺鈿鏡鞍が展示されています。(拝観日は土日祝日9:30〜16:00)宝物殿の前にはその鎧を奉納したと伝えられている鎌倉時代初期の武将・畠山重忠の勇猛な騎馬像が宝物殿を守っています。これはカッコイイ!
拝殿は平成29年に12年に1度開かれる「酉年式年大祭」に向けて今年の10月まで修復中のため、外観は見ることは出来ませんでした。しかし、歴史ある古社でしっかりお参りしてきましたよ。
お札所では鈴のお守りを購入。熊除けにもなるそうです。
さてさて、あっという間に山頂に着いてしまったので、もうちょっと色々見たいですね。聞くところによると、参道の途中から少し行くと「天狗の腰掛け杉」なる巨木があるそうです。せっかくここまで来たので、もうちょっと歩いてみよう!
マイナスイオンが降り注ぐ中、天狗の腰掛け杉に向けていざ出発!
雨が降りすぎてスーパーハイテンションになる嫁さん^^;
霧の山道を歩くこと10分。神社の鳥居が見えてきました!
天狗の腰掛け杉
こちらが天狗の腰掛け杉。高さ60m、樹齢は約350年の古木なんですってこれは大きい!
天狗が腰を掛けられるように幹からクイッと曲がった不思議な天狗の腰掛け杉は僕も思わず天を見上げてしまうほどの巨木でした。
レンゲショウマ群生地
天狗の腰掛け杉を見て、御岳山付近まで下山すると、先ほどからちょっと気になってた「レンゲショウマ群生地」の看板が。ここには日本固有の1属1種の多年草「レンゲショウマ」が約 5万株が群生しており、2016年7月16日(土)~9月11日(日)まで「レンゲショウマまつり」が開かれています。
レンゲショウマは下向きに咲くんですね。昼近くなるにつれ天気が回復して雨だれをまとった淡い紫色の花がとても綺麗でした。
最後に御岳山駅にある顔出しパネルでお約束の記念撮影!山頂からの景色が見えなかったのは残念でしたが、高尾山とはまた違った魅力が詰まった御岳山。また日を改めて登ってみよう!
ということで麓に戻ってきたら、まさかの天気回復(^^;)
もうすぐ、お昼。お腹すいたから美味しいもの食べに行こっと!