一度はラクダに乗って砂漠を旅してみたい宮です。
久しぶりに伊豆大島へ行ったんですが、普段生活してたら縁のなさそうな砂漠に寄ってきたので行き方を含めて紹介したいと思います。
日本で地図に地名として砂漠と書かれているのは唯一ここだけらしいですよ!
大島一周道路から細道を行く!
伊豆大島を象徴する山である三原山の東側に位置するのが今回紹介する裏砂漠。
裏砂漠へは大島一周道路から「月と砂漠ライン入口」と言う細い道に入って行くのですが、看板がひっそりと立ってるだけなので注意しましょう。
大島一周道路にある月と砂漠ライン入口の詳しい場所はこちら。
ここから3kmほど細い坂道を進んでいきます。不安になるぐらいなにもないし、すれ違いも出来ないような細い道ですが今回は運良く対向車に遭遇せずに行けました!運に任せてひたすら進むべし!!
不安になりながら進んで行くと「月と砂漠ライン駐車場」にたどり着きます。
駐車場と言ってもただのちょっとした広場なんですけどね。テキトーに車を停めてここから展望台まで歩いて向かいます。
駐車場には展望台までの案内板とナゼか塩ビ管に木の棒が。
多分歩く時の杖として使えるように置いてあるんでしょうね。それともこの先で道を阻む敵に備えた武器なのか??ひとまず今回は杖を装備せずに素手で挑むことにしました。負けない!!
駐車場の脇にある入口からこれまた細い道を進んでいきます。
チェーンがかかってるのは車両進入禁止用らしいのでその横から入っちゃってオッケーです。
この景色の変わらない道。そしてほぼ無音。
ときどき鳥のような鳴き声が聞こえるんですけどかなり不安になります。そもそも鳥なのかどうかもナゾ。
ひたすらオロナミンCの空き瓶が刺さってる木があったり。
ここはオロナミンCの墓場かよ。
そんなこんなでひたすら歩くこと10分ほどで第一展望台に到着です。
特になにも展望台らしきものはないんですけど「第一展望台」と書かれた看板が唯一の目印です(笑)
天気がいいと富士山も見えるみたいですよ。
すぐ近くには「もく星号遭難の地」と言う看板が。
なんか怖いじゃんかよ・・・と思って説明を見てみると、昭和27年4月9日に日本航空の旅客機である「もく星号」が悪天候のためここに衝突したと書いてありました。
これは日本で旅客機による初めての遭難事故で乗員4名、乗客33名の合計37名が犠牲になったとの事です。
そんな事がここで起きていたとは・・・
ちなみに1年以上前に何も知らずここへ来た時の写真がこちら。
霧がどんどん出てきてうっすら雨も降り出してこの時マジでこわかったからね!!
さて、ここからまた8分ほど歩くとこちらの第二展望台に到着です。
ここが裏砂漠の頂上的な場所ですね。
お、望遠鏡あるやんけ!覗いたろ!!って思って近づいたらお金入れるところもないし全然望遠鏡じゃなかったんですけどね。
地殻変動観測施設と言う火山の動きを観測する機械でした。触っちゃダメよ。
伊豆大島の内側を見ると三原山が見えます。
なんとなく煙が立ち上ってるのが見えましたよ。
この裏砂漠はドラマやCM、MVなどいろいろなロケ地としても有名です。
ドラマだと常盤貴子と窪塚洋介主演の「ロング・ラブレター〜漂流教室〜」、MVだと乃木坂46の「指望遠鏡」などがロケ地として使われています。
つい最近だとすごい歌唱力の女子高生が出演していたことで話題になった湖池屋のCMのフルバージョンでも使われていますね。
https://youtu.be/j8Cs5O4bGKM
この動画を見た瞬間に「裏砂漠じゃね??」って思いました(笑)
全く日本とは思えない。と言うか以前来た時みたいな空だ・・・
今更ですけどここって砂漠と言う割には頭にイメージしていたベージュ色でサラサラの砂じゃないんですよね。
調べてみると噴火によって発生した火山灰や砂礫みたいです。歩くとザクッザクッと音がして砂の上を歩いてると言うよりは砂利の上を歩いてるような感触とでも言うんですかね、触ってみると溶岩を細かくした感じでした。
伊豆大島に行ったら日本で唯一の砂漠体験オススメです。
「え、砂漠?行ったことあるけど??」
みたいな会話がサラッとできるようになれば周りからも注目されること間違いなし!・・・かどうかはわからないけど貴重な体験として行ってみるのもいいと思いますよ。
行くときはくれぐれも悪天候にご注意ください。