こんにちは、東京散歩ぽです!
イケア・ジャパン株式会社が開催したプレスイベントを取材してきました。2026年度の注力テーマ「Cooking & Eating(料理と食事)」と、『ちいさなアイデアで、いい毎日を味わえる』をコンセプトにさまざまな提案を展開すると発表。日本市場での新たな展開や新商品、店舗内のルームセットを使ったプレゼンテーションが行われました。
まもなく20周年を迎えるイケア日本。10月には広島店がオープン!

IKEA Tokyo-Bay
イケアは日本1号となる「IKEA Tokyo-Bay」(千葉県船橋市)が2006年4月にオープンして、2026年春に20周年を迎えます。この日は同店のレストランの一角を会場に、いろいろなプレゼンとトークセッションが開催されました。

イケア・ジャパン株式会社の代表取締役社長 兼 CSOのペトラ・ファーレさん
冒頭に登場したイケア・ジャパン株式会社の代表取締役社長 兼 CSOのペトラ・ファーレさんは「この20年で私たちは大きく前進し、日本市場の変化に対応しながら成長を続けてきました。これからも多様なニーズに応え、便利でシームレスな買い物体験を提供し続けます」と挨拶。

10月2日(木)には、広島県初となる「IKEA広島」がオープンすることも発表されました。
イケアが展開する約9,500商品の中から、おすすめの優れたデザイン、機能性、サステナビリティ、高品質を兼ね備えたお手ごろ価格の商品を500点以上販売するとしています。
「料理と食事」に注力する背景
イケアが行った調査によると、81%の人が「料理や食事は生活の喜び」と答えた一方で、50%の人が「今のキッチンに満足していない」と回答したそう。
さらに世界規模の調査では「キッチンでの作業を楽しむ人」の割合が日本ではたった8%! 世界平均の26%と比べてもかなり低いんですって。
「もっと料理を楽しみたいけど、現実はなかなか…」というギャップを埋めるため、イケアは料理や食事を「楽しく、効率よく」できるよう、「食」に関わる7つのトピック(下準備/調理/テーブルコーディネート/食事/清掃/保存・整理/カスタマイズ)を軸にした商品やアイデアを展開していくそうです。
ストックホルムを拠点に活動するデザイナー、グスタフ・ウェストマンとのコラボレーション商品が10月販売予定
そうした中、10月2日(木)に日本国内で順次販売予定のスウェーデン・ストックホルムを拠点に活動するデザイナー、グスタフ・ウェストマンとコラボレーションしたホリデーコレクションがこの日、お披露目されました。
さらに、グスタフ・ウェストマンさん(写真右)ご本人が登場して、コラボレーション商品についてのトークセッションが開催されました。
奇抜で遊び心にあふれたデザインが欧州や韓国を中心にSNSで人気のウェストマンさん。
当初は「“クリスマスコレクション”と聞いて、自分のデザインが合うのか不安でした」と話します。しかし、打ち合わせを重ねる中で「クリスマス」に限定せず、“ホリデーやセレブレーション全般を祝う”というテーマに広がったそうです。ウェストマンさんは「その瞬間から一気に楽しく、ワクワクするプロジェクトになった」と振り返りました。

VINTERFINT/ヴィンテルフィント 2025 サービングプレート¥2,999
コレクションの中でも特にユニークなのが「ミートボールプレート」です。
スウェーデンのホリデーシーズンに欠かせない料理・ミートボールに着想を得た遊び心たっぷりの専用プレートで、幼い頃“ミートボールしか食べなかった”というウェストマンさん自身の思い出が込められています。「最初はスパイラル状に並べるアイデアなども考えたけれど、最終的に“ミートボールのための王座”のような長いプレートに落ち着いた」と紹介し、会場を和ませました。日本では、手まり寿司やたこ焼きを盛り付けても楽しそう!
このほかにも、クッキーを並べられる大きなソーサー付きのカップセットや、スウェーデンの森で育った自身の体験から生まれた持ち運び可能なランプ、ユニークなデザインの花瓶など、遊び心と実用性が融合したアイテムが登場します。
最後にウェストマンさんは「このコレクションを手にした人が、“楽しい”とか“嬉しい”と思えるような存在になるとうれしいです。友達や家族を集めて“お祝いしよう”という気持ちになってもらえるような存在になってほしい」とトークセッションを締めくくりました。
遊び心あるカラーとデザインがホリデーシーズンを彩る「IKEA×グスタフ・ウェストマン」のコラボレーション商品は、10月2日(木)より全国のIKEA店舗とオンラインストアで順次発売予定です。
店舗ルームツアーで体験する「料理と食事」
イベント後半では、IKEA Tokyo-Bayのルームセットを巡るツアーも開催されました。実際の暮らしを再現した空間で「料理と食事」のシーンが紹介され、すぐに真似したくなるアイデアがいっぱいです。まずは車椅子ユーザーも使いやすい設計のカスタマイズキッチン。シンクの前には大きな窓があり、明るいキッチンです。
テーブルの上には、10月から順次発売予定の日本の美濃焼の技術を取り入れた初の“メイド・イン・ジャパン”食器シリーズ「HARMYNTA(ハルミンタ)」がありました。陶磁器のようですが、とても軽くて使いやすい食器ですね。
テーブルコーディネートのルームセットでは、「季節のイベントを楽しむLDK」をテーマに、家具の選び方(座り心地や素材感)、収納システム(見やすく取り出しやすい設計)、レイアウト(キッチン・ダイニング・リビングの配置)の3点が大事なポイントとして挙げられました。
「食」に関わる7つのトピックの中でも、下準備・清掃・保存整理は、なかなか気が進まない方も多いと思います。キッチンの清掃と整理整頓のルームセットでは、ファミリー向けの空間で、効率的に調理や片付けができる工夫を紹介。冷蔵庫用の収納ボックス「クリップカクトゥス」や、保存容器の「IKEA 365+」シリーズなど、便利なキッチンツールが揃うのもイケアの魅力ですね。
最後は今年40周年を迎える「ストックホルムコレクション」を使った空間演出のルームで家族の食事シーンをより豊かにするコーディネートを提案。この部屋をそのまま再現するのは難しいですが、断片的にアイデアをもらえるイケアはいつ来ても楽しいです。
人気のイケアレストランに新メニューが登場
ルームツアー後は、イケアのスウェーデンレストランで11月からは平日限定で販売予定の「丼ぶりメニュー」などを試食させていただきました。「ローストビーフ丼」はやわらかなローストビーフがたっぷり。とろとろの温泉卵を崩して食べれば、間違いなしのおいしさです。
こちらも新メニューの「キーマカレー」。辛さもほどほどなので、幅広い世代で楽しめる新メニューとなりそうですね!
試食会では、植物由来のプラントボールの料理など、レストランの人気メニューが試食できました。やっぱりイケアに来たらレストランは外せないですね。
また、40周年を迎える「ミートボール」をアレンジした「ドリア」や「トマトクリーム煮込み」といったレシピがライブクッキングも披露されました。
ウェストマンさんのコラボコレクションに盛り付ければ、クリスマスや年末年始などのパーティもぐっと華やかになりそう!
イベントを通して感じたのは、「イケア」は家具や雑貨だけじゃなく「暮らしの楽しみ方」そのものを提案してくれているということでした。「イケア」に行けば、毎日の食卓がちょっと楽しくなるヒントが、きっと見つかるはずです。
今後は全国の店舗のルームセットなどが「料理と食事」をテーマにリニューアルされるそうなので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
あわせて読みたい
- ニュウマン高輪が開業!無料で行ける「天空の別荘」や177店舗の注目ショップをご紹介
- 東京ラーメンストリートにヒカキン監修「みそきん」と青森「津軽煮干 ひらこ屋」が登場!先行レポ
- 【イケア立川 初日レポート】都内初出店 IKEA立川には電車で行こう!