【パーソナルエアコンが実現】半世紀ぶりに再定義された三菱電機・霧ヶ峰「FZシリーズ」

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寒がりです、東京散歩ぽです。
今回は三菱電機さんのご招待で3月4日に都内で開催された「三菱電機・霧ヶ峰ブランド体験会」の模様をお伝えします!

半世紀ぶりの大革命「霧ヶ峰ADVANCE」

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三菱電機の「霧ヶ峰」と聞けばお気付きの方も多いでしょう。そうです、エアコンの霧ヶ峰です。

CMの「きーりーがーみねー」というフレーズは昔から変わってませんよね。1967年に誕生し、その翌年に世界初の「ラインフローファン」を搭載した「霧ヶ峰ブランド」は来年で50周年。

そして昨年、約50年ぶりに一新された「霧ヶ峰ADVANCE」ではこれまでのエアコンの概念を壊すほどまったく新しい「霧ヶ峰」が誕生しました。

しかしそこには大きく立ちはだかる二つの壁があったそうです。

二つの壁その1 暑がりさんと寒がりさんの共存

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夏の暑い日、快適な温度で過ごす人と外から帰ってきた人では体感温度はまったく違いますよね。エアコンを「強」にすると既に快適な温度だった人にはちょっと寒く感じたりと家族全員が快適に過ごすには高い壁がありました。

二つの壁その2 既存技術の限界

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二つ目の壁は「既存技術の限界」。省エネルギーの要求は半世紀からは比較にならないほど高くなっています。しかしエアコンの消費電力量は2000年以降ほぼ横ばいで、これまでのエアコンを改良するだけではさらなる省エネはできません。

そこで三菱電機は7年の歳月をかけて次世代エアコンの開発に取り組みました。その結果、従来のエアコンの常識を一新するイノベーションモデルが誕生しました。

それが霧ヶ峰「FZシリーズ」です。

霧ヶ峰ADVANCE「FZシリーズ」

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特徴その1 赤外線センサー「ムーブアイ極」の解像度が4倍

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「霧ヶ峰シリーズ」の大きな特徴である「ムーブアイ極」の解像度が従来の4倍になることで室内にいる人の手先、足先の微妙な温度変化を捕えて、独自のアルゴリズムによって「暑い」「寒い」の感覚を判断できるようになりました。
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左右二つの液晶画面は左が「FZシリーズ」の「ムーブアイ極」の画像、右側が従来機種の「ムーブアイ」の画像です。違いは一目瞭然ですよね。

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しかし、これまでの1本のラインフローファンに1個のモーターという従来のエアコン構造では「暑がりさん」と「寒がりさん」を同時に快適な温度にすることは難しかったです。

特徴その2 パーソナルツインフロー

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そこで霧ヶ峰ADVANCE「FZシリーズ」では世界初となる左右独立駆動の「パーソナルツインフロー」を新開発されました。

それにより、左右の風量を自由に調整し「暑がりさん」と「寒がりさん」どちらにも最適な温度コントロールをすることができるようになりました。

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これにより進化した「ムーブアイ極」で解析された室内の「暑がりさん」と「寒がりさん」の場所を把握し、ツインフローファンで「暑がりさん」には力強い風を、「寒がりさん」には扇風機のような優しい風が送られます。

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冬でもそれぞれの人の体温を見極め、左右のファンが強弱をつけて暖房でも快適な温度空間を作ることができます。

消費電力が31%改善

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霧ヶ峰ADVANCE「FZシリーズ」では「パーソナルツインフロー」ファンにすることによりプロペラ形状のファンと中に取り付けるファンモーターを独自に開発し小型化。

送風時の消費電力をなんと31%も改善することができたそうです!

熱交換器をW字にして省エネ度UP

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従来のラインフローファンの機種の熱交換器はこのような形。

世界のエアコンのほとんどがこのような形状の熱交換器です。

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霧ヶ峰「FZシリーズ」では、パーソナルツインフローの下に熱交換器を「W字」型にレイアウト。

W字型にすることで熱交換器の搭載量が従来より22%UPし、さらに省エネ性が向上しました。

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これにより5年間での省エネ改善は約13.2%にとどまってましたが「FZシリーズ」モデルではたった1年間で約13.3%の省エネ改善を実現しています。

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その結果、霧ヶ峰「FZシリーズ」は平成27年度省エネ大賞経済産業大臣賞の「最高賞」という評価を得ることができたそうです。

3月25日に発売の霧ヶ峰Style「FLシリーズ」

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イベントでは3月25日に発売される霧ヶ峰の新たなシリーズ「FLシリーズ」も同時に発表されました。

デザイン性に富んだオシャレなエアコン(^^ )

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「FLシリーズ」はコンセプトモデル「LUMBER」を元に作られたんですが、比べてみるとコンセプトモデルとほとんど変わらない形状ですよね。正面に吹き出し口が見えないフォルムをキープすることが1番大変だったそうです。

よくモーターショーなどでカッコイイコンセプトカーが出ますが、その数年後に製品化されるとコンセンプトモデルの時とかなり違ったフォルムになることがありますよね。そうならないようにできるだけコンセプトモデルの魅力をそのまま製品にするという意気込みで「FLシリーズ」は開発されたそうです。

霧ヶ峰Style「FLシリーズ」はボルドーレッドとパウダースノウの2色展開。高級家具のような透明で深みのある鏡面仕上げを施してあり、モダンな和室にも自然になじむまさに「オシャレエアコン」といった佇まいでした。

エアコン解体ショー

イベント後半には霧ヶ峰「FZシリーズ」の解体ショーが行われました。

三菱電機の方が次から次へと「FXシリーズ」を解体しながら「パーソナルツインフロー」のファンや小型化したファンモーターの振動を抑えるために様々な対策を日々考えてようやく製品化できた話など、普段は知ることができないエピソードがたくさん聞けて貴重な体験会でした。

まとめ エアコンはついにパーソナルな時代へ

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昨年、三菱電機さんから発売された霧ヶ峰「FZシリーズ」はエアコンを再定義したと言ってもいいくらい、革新的でイノベーションに富んだ製品でした。この「FZシリーズ」の体験会を通じて、エアコンもようやく次世代に通ずる製品が出てきたなという印象を受けました。

エアコンはついにパーソナルな時代へ。

省エネ性能も大きく飛躍した霧ヶ峰「FZシリーズ」が世界のスタンダードになる日は近そうです。

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